2011年9月13日 (火)

神様のカルテを観に行きました。

 今日は中学生がおやすみの日です。

 私もおやすみ。なので前から娘と約束していた映画を見に行きました。「神様のカルテ」です。飯田ではまだやっていないので、岡谷まで行ってきました。

 午前中は娘は学習、それと1時間私と家のまわりの草取りをしてもらいました。で、お昼ごはんをつくって食べて、同時進行でお弁当つくって(帰りの夕飯用です。節約節約w)、それから出かけました。

 岡谷の映画館に行くのは私は初めてでした。なのでちょいと迷いましたが、何度か通ったことのある通りのすぐそばだったので、見つけたときにはなあんだ・・・という感じでした。

 今日は男性割引デ―だったので私は娘より安い値段で観ることができました。

 映画を映画館で観るのは本当に久しぶりです。この映画の前は、たしか「亡国のイージス」だったかな。飯田で嫁さんと観た記憶があります。

 映画のできは、よかったんじゃないかな。文学青年のキャラがちと違うかなー、とか、古狐先生がいないとか、桜井くん髪の毛ぼさぼさだけど眉毛きれいすぎ、とかザンネンなところは散見しましたが、細君のあおいちゃんはよかったし東西さんもイケてたと思いますw テーマ曲も合ってたなー。

 だいたい涙もろい私なので、泣かせる場面はだいたいぜんぶやられていたと思います。そもそも映画冒頭にあるこれからの映画予告編集ですでに泣いてる私なんですが(笑)

 帰りは映画の話をいろいろしながら、娘とチャリ部で通った道をドライブして帰りました。途中、辰野ほたる公園でお弁当を食べました。飯田のホットアップルで入浴もしました。ほんと、チャリ部の下見のようでしたw

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2011年5月17日 (火)

新しい機械で録画したのは・・・。

 先日よんどころなき事情でブルーレイ・HD録画機を購入したのですが、使い方をマスターするのに時間がかかり、ようやく全容がつかめるようになってきました。わかれば簡単っす。実に。

 で、最初に録画したのが「暗闇仕留人」の最終回(笑) で、サンガの試合、Jリーグアフターゲームショー、それから「用心棒」「椿三十郎」。

 それからそれから、薬師丸ひろ子さんの「セーラー服と機関銃」も録画、時々早送りしながらこちらは見ました。30分で(早送りしすぎ??) ラストのモンローのパクリは今から見ると残念な感じでしたが、赤川次郎の世界観を上手に映像化したなーと思いますね。それからひろ子さんはカワイイです。再確認w でも今の薬師丸さんのが私は好きです。ええ。

 今週は「必殺仕置き屋稼業」の第一話が録画できそうです。永久保存版ですな。これ。暗闇仕留人の最終回も、必殺シリーズの初期作品でありながら必殺の業の深さを描いた名作で、石坂浩二さんの最後が哀れでした。石坂さんはウルトラマンのナレーションをされたり金田一耕介をされたり、また必殺を語る上でなくてはならない役もやられて、私にとって実に重要な俳優さんのひとりだとこちらも再確認しました。

 娘は結構録画魔なんですが、今のところはまだあまりしていません。機械に慣れていないんですかね。

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2010年12月21日 (火)

ドメル将軍かっこいいよ。沖田艦長もね。

 昨日、出張の帰りにナイスディにより、宇宙戦艦ヤマトの第一シリーズのDVDを借りました。ドメル将軍とヤマトがバラン星で決戦するところからの数話が入っている巻です。

 古代進がだいぶ成長していて、沖田艦長の病気も進行していて、で、ヤマトはイスカンダルとのちょうど間にあるバラン星に50日遅れくらいで到着しつつあり、でもそのバラン星はガミラスの太陽系方面攻撃基地があり作戦司令本部長として「宇宙の狼」名将ドメル将軍が着任していて・・・(そんなことは一切ヤマトの乗組員は知らずにいて・・・)

 で、ドメル将軍の大胆な策略(ヤマトを精神的にゆさぶり、挑発しバラン星にある基地を攻撃させ、背後から人工太陽をぶつける)にまんまとはまり大ピンチを迎えるヤマトなわけで。古代の観察力と注意深さで策略にいち早く気が付くんだけど、しかし逃げることも間に合わず、頼りの波動砲で人工太陽をぶっとばしたくてもその時間すらなく。

 そのさなか、沖田艦長は「これがガミラスの戦略か。見事だ」とつぶやき(これしびれる)、絶体絶命の中、もう激突するというその時・・・・。

 ドメル軍軍。君はヤマト一隻ごときを打ち取るのに、我がバラン基地を犠牲にするつもり  かね?ゲールが知らせてくれたから良かった。君はとんでもない浪費家だよ。やめてくれたまえ」

 デスラーのかの有名なセリフは、当時ブームになった覚えがあります。とくに「やめてくれたまえ」の部分。

 (こんな量の宿題を出すのかね。君はとんでもない教師だよ。やめてくれたまえ  のように使いますw)

 この話から七色星団の戦いまで、すごく好きです。ドメル将軍と沖田のたがいに対するリスペクトも男心をくすぐられた覚えがあります。

 

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2010年12月19日 (日)

池中玄太80キロ

 家内とふたりで、ここんとこ毎晩見ています。

 ぺーや茶にもすすめました。

 私はこの番組が大好きで大好きで、私の成分の5%はこれでできていると自覚しているくらいです。(他に、エイリアン通りが2%くらい)

 私がキヤノンのカメラを使うのもこの番組の影響。

 何年か前の修園式で「鳥の歌」を歌ったのもこの番組の影響。

 そもそも、私がこの仕事をやり始めたのも、この番組の影響かもしれない。

 はあちんとかあっくんが見たら、毎回ぼろぼろになるくらい泣くだろうなあと思ったり。かくいう私たち夫婦も、毎回タオル片手に見てました。

 絵里ちゃん(杉田かおるさん)がもういい娘でねえ。。。 だいぶ、後半などだいぶ涙のツボでもあったわけで。。。

 ・・・京つどのときに、茶が「くずてつって楠公さんに似てますね」と言ってくれたのですが、意外だったものの満更でもなかったりw

 ヒデ(三浦洋一さん)と玄太(西田敏行さん)の口げんかと友情や、楠公さん(長門裕さん)と玄太のののしりあいと信頼は、私に男社会のかくあるべしという姿を教えてくれた気がしますし、大京グラフ編集部というチームは、スーパーGUTSと並んで理想のチームです。

 この番組は、血のつながらない子どもと大人が家族になっていく、というドラマです。笑って、泣いて、ああ、家族ってこういうこと大事だよな、って気づく、そんな仕掛けになっているような気がします。家族にとって大事なことは、恋人や職場でも大事なことだったりして。

 とにかく・・・ あっこ(坂口良子さん)もいいけど絵里のがいい私でしたw

 



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2010年2月23日 (火)

藤田まことさん逝く

 私ははぐれ刑事純情派は見ていません。京都殺人案内(タイトルすら違うかもしれません)も見ていません。もちろん、あんかけのときじろうって方のこともよく存じ上げておりません。

 私は、藤田まことさんと言えば、中村主水です。

 必殺仕事人2009で復活した中村主水に喝采を送ったものです。渡辺小五郎に裏稼業の主役をわたし、無様に死に行く中村主水を期待していました。借金問題を抱えていた藤田さんがそんなに簡単に主水を殺すとは思えないかもしれませんが、しかし、実際主水は一度映画で死んでいます。藤田さん自身も「主水は無様に死ぬべし」と自著で語っておられたように記憶しています。
 しかし、藤田さんが亡くなってしまっては、主水の最期ももうないでしょう。
 藤田さん以外の中村主水は考えられません。007は幾度も主役の俳優を変えてきました。水戸黄門もそうです。しかし、中村敦夫さん以外の木枯らし紋次郎がないように、田村正和さん以外の古畑任三郎がないように、その人がやらないと無理って役はあります。中村主水は、藤田まことさんのものです。藤田さんが棺桶に持っていても誰も文句はいわないでしょう。
 必殺仕事人はまだ続くようです。脚本もできたようです。藤田さんはそれに目を通すことなく逝ってしまわれたようです。ここで安易に、新主水を登場させないでほしいなあと、今の私は思っています。

 私は、必殺仕置き屋稼業から必殺仕事人までの中村主水が最高に好きです。豪快な殺陣をまだ見せてくれていたころの主水です。
 相手の隙を突く暗殺剣が彼の真骨頂のように思われがちですが、強烈なカタルシスを生む太刀裁きを見せてくれた中村主水もいて、私はそんな主水に痺れていました。

 御冥福をお祈りします。

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2009年6月27日 (土)

必殺仕事人2009の私的総括

 昨日、必殺仕事人2009が最終回を迎えました。
 先週の話とあわせて2話完結です。

 総論として、「よくがんばりました」と言えます。
 テイストとしては、前期必殺のハードボイルドさを一生懸命再現しようとしてくれていたと思います。ほんとによくがんばってくれました。

 ただ、いくつか、細かい部分で、残念に思ったことがあったのも事実です。そしてそれは、もしかすると、演出家や脚本家、監督の意図するところではなかったかもしれません。

 たとえば。

 捉えられた涼次の拷問シーンは賛否両論分かれているようです(いわく、ひどすぎ、いわく、あれはアリ)が、あの拷問シーン、最初のインパクトにくらべて、徐々にトーンダウンしてましたよね?実際リアルな拷問なら、涼次の大事な女性=如月が捉えられ涼次の目の前で責められる場面では、もっとひどい目にあわせられると思います。それができなかったのは夜9時からの番組であるということと、近年の放送ルールの厳粛化によるものだったに違いないでしょう。アイドルが多数出ている番組であるという性格も見逃せませんね。でも、場面の説得力は消沈しちゃうんだよなあ。
 きっと監督も脚本家も演出家も、もっとえぐいことは頭にあったでしょう。でもそれはようするに、できなかったんですね、現代の9時放送のテレビ番組としては。

 それと、一件落着してから、大八車に乗って涼次が旅に出ます。そのときの涼次があまりにキレイ。月日がたっているのかもしれないけど、あの流れではやはりもう少し傷が残っているとかアザがあるとかしてほしいところですが、しかし人気アイドルともなると、そういう演出をさせるのは本人はよくても事務所がちょっと、ということがあったのかもしれません。でもそうすると、あの拷問シーンはたいへんよくがんばりました。(もっと凄惨になってよかったんですが、それができなかったのは先の理由ということで仕方なかったと理解します)

 あと、主水は死にませんでしたね。小五郎とバトンタッチするために今度こそきっちり死ぬかなと思ったのですが、まだ主水は必要と言う判断がされたのでしょうか。私はちょっと残念な気もしたのですが、ほっとしたのも事実です。あと、だんだん主水が「翔べ!必殺うらごろし」のおばちゃん(市原悦子)みたいになってきて、それはそれでありだなあ、と思っている私がいます。

 で、次に演出、脚本の部分で残念に思ったことですが、まず涼次がお菊を救うために大立ち回りした挙句、敵の手に落ちる場面。私、それにいまいち感情移入ができないでいました。同じ敵の手に落ちるにしても、同じお菊を助けるにしても、他にもっと視聴者が納得できるやりかた(もっていきかた)があったのではないかと思います。大騒ぎで切りあっているところからふたりして隠れることに成功していたわけだし、別に涼次だけが無理に打って出る必要なんかないじゃないですか。ふたりで協力して脱出した方が成功率が高いように思えてならない。違いますか?涼次があの長い錐のような武器で、あの技で、十数人の敵に打って出るのはどう考えてもありえないですよ。

それに私、必殺に多人数のちゃんばらはなるべく不要でお願いしたいと思っているんです。暗殺者の技は、一対多数で発揮できるものではないですよね。

 同じく、最後の渡辺小五郎の大立ち回りも同様。あんなのは桃太郎侍とか暴れん坊将軍に任せておけばよく、無用の流血は仕事人として避けていただきたい。殺しすぎです。
必殺剣劇人という異色のシリーズでは大立ち回りが定番になっていましたが、彼らは決して、的(悪いヤツの親分とか主犯格の連中)以外は殺しませんでした。ただ、怒りのこもったあのまさに憤怒の形相は、平成の必殺の看板として定着した感があります。中村主水の不気味な切れ味とはまた別の、持て余す清廉な怒りというような、そんな小五郎の感情にちょっとテレながらも引き込まれてしまうのです。

 涼次が仕置きする場面は、もうちょっと、こう、火野正平にも抵抗があってよかったように思うし、涼次も目が見えなくなってしまったのならもっと無様な殺しようでもよかったと思います。しかし如月を痛めつけてそれを涼次に見せ付けることで仲間の名前を吐かせようとしていたのですから、目を見えなくする拷問者はいないように思うのですが。(自害防止のために猿轡するのも必須ですよね、あの場面)

 と、いろいろケチをつけてしまってはいますが、しかし総論、私はこの作品はよくやってくれたと感謝しています。こまかなデティールの部分で文句を積み重ね、こんな必殺ないほうがよかったなんてぜんぜん思いません。

 必殺をテレビシリーズとしてよみがえらせてくれたという功績だけでも大きいし、渡辺小五郎というキャラクターを生み出せたことも大ヒットであるといえるでしょう。私は支持します、東山くんの小五郎。

 また小五郎と同僚の同心、大河原伝七が(未熟な、浅はかなではあるけれど)仕事人だったという設定もサプライズでしたしよかったです。小五郎と伝七の違いは、仲間に裏家業のなんたるかを知悉している主水がいたかどうか、というところだったのかもしれません。

 それから火野正平の出演はうれしかったし演技は鬼気迫るものがありましたね。特に最初の方。火野正平は、前期必殺ではおなじみだったし、本作(最終話)のモチーフであり目標であるのは新・必殺仕置人の最終回だと思うのですが、そのシリーズで火野正平はレギュラー出演していました。これは偶然の一致などではなく、スタッフの小粋な計らいなんだと確信します。そういうところが、旧作からのファンをもテレビ画面の前に引っパリ出す力となるのです。

 全22話と、近年の番組にしては長く放送された作品となりましたが、私はもはや、次作の登場を心待ちにしています。あるいは映画で、エグすごい必殺仕事人にあってみたいなあとも思います。R-○指定があってもいいかもしれない、とすら思う私です。必殺は、ピカレスクロマンなのですから。

 
 
 

 
 

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2009年2月23日 (月)

必殺シリーズの分水嶺は

ナイスデイ(レンタルビデオ屋さん)飯田店に、必殺仕事人と新必殺仕事人のDVDが全巻ラインナップされています。
 私は必殺仕事人Ⅲからリアルタイムで必殺を見続けています。それ以前のシリーズは、再放送で見てきました。必殺仕事人と新必殺仕事人は行く本か見たことはありますが、第一話からきちんと見たわけではないので、ナイスデイにラインナップされたのを機会に見直すことにしました。

 私は、必殺がいつごろからいわゆる「後期必殺」になったのかわからないでいました。
「後期必殺」とは、視聴率があがって必殺の認知度が高まり「時代劇は必殺です」なんていうフレーズも耳に入るようになって一大ブランドになった反面、脚本が甘くなって(偶然、という要素が多くなる、閉鎖的すぎる、的があんまり悪くない、仕事人がいい人、無駄に大仕事がある、話の整合性がない、時節要素を取り入れすぎてしらけるなど)ピカレスクロマンの魅力がうすれてしまった後半期の必殺をいいます。

 必殺シリーズは、必殺仕掛人から始まります。最初のシリーズには中村主水は出てこず、藤田まこと演じる主水が初登場するのはシリーズ第2弾「必殺仕置人」からです。
ここから主水が主役のシリーズと主水以外が主役のシリーズが交互に放映されます。
主水シリーズをざっとあげると以下の通りです。なお、( )内は主な共演者です。

必殺仕置人 (山崎努、沖雅也)
暗闇仕留人 (石坂浩二、近藤洋介)
必殺仕置屋家業 (沖雅也、中村玉緒)
必殺仕業人 (中村敦夫、中尾ミエ)
新必殺仕置人 (山崎努、中村嘉津男、火野正平)
必殺商売人 (草笛光子、梅宮辰夫)
必殺仕事人 (伊吹吾郎、三田村邦彦)
新必殺仕事人 (三田村邦彦、中条きよし、山田五十鈴)
必殺仕事人Ⅲ (同上 + ひかる一平)
必殺仕事人Ⅳ (同上)
必殺仕事人Ⅴ (京本政樹、村上弘明)
必殺仕事人Ⅴ激闘編 (同上、柴俊夫、梅沢富美男)
必殺仕事人Ⅴ旋風編 (村上弘明、ひかる一平、出門英)
必殺仕事人Ⅴ風雲竜虎編 (村上弘明、三浦友和)
必殺仕事人 激突! (三田村邦彦、滝田栄、中村橋之介)

 で、後期必殺色がぐんと強くなったのは「必殺仕事人Ⅲ」です。シリーズ中の最高視聴率も実はここで叩き出されています。人気番組としての看板はこの時期確立したといっていいでしょう。しかし、Ⅲをもって後期必殺のはじまり、とするのは違うようです。

 Ⅲは後期必殺として完成されていました。以後、必殺・主水シリーズは安定期を迎えます。ピカレスクロマンで安定期なんておかしな話です。そうです、このころの必殺はピカレスクロマンではなくなってしまいました。誰もが安心して見られる番組になっていたのです。それはすでに必殺ではない、という声はありました。私は比較的、そちらよりの人間です。10時からという放送時間は、必殺仕事人 激突!からは9時になりました。10時からだからできたエグい悪の演出は、あまり見ることはできなくなってしまいました。あの程度の悪人は、町奉行所でなんとかしろよ、主水のオモテの仕事で十分だろ、って感じです。よほど長谷川平蔵のドラマの方がハードだし重厚です。仕事人が火付盗賊改方よりマイルドってどうよ、です。

 さて、後期必殺はいつからでしょう。「必殺仕事人Ⅲ」が後期必殺であることは明らか、と先に述べました。分水嶺は「必殺仕事人Ⅲ」以前にあるはずです。

 「必殺仕事人」、というタイトルになる直前の主水シリーズは、「必殺商売人」でした。この話は、レギュラーに梅宮辰夫、草笛光子がいるくらいですからアダルトな作品です。りつが妊娠し、最後に流産する、というセカンドストーリーもあります。主水の剣技が一番豪快だったシリーズです。この商売人は、後期必殺にはあてはまりません。

 すると、分水嶺は「必殺仕事人」か「新必殺仕事人」ということになります。で、これらの作品を見直してみました。

 「新必殺仕事人」は、後期必殺でした。中条きよし演じる三味線屋の勇次、という得がたいキャラクターの登場はあったのですが、しかしシビアさ、厳しさという意味でのアダルトさがたりません。

 で、「必殺仕事人」。これは全84話という大ロングランを記録したのですが、ずばり、この作品からが後期必殺といっていいのではないですかね。

 もっと厳密にいうと、畷左門(伊吹吾郎)が浪人を捨て、太刀を捨てた時から、後期必殺が始まった気がします。つまり、第29話です。この話から、鮎川いずみ演じるお加代が登場します。

 「必殺仕事人」は、必殺シリーズの原点回帰として制作されました。第1話から第6話まで2代目中村鴈治郎が元締・鹿三役で登場していたときは、秀逸な作品が多かったです。すげえ、と思った作品もあります。脚本がよく練られていたし、工夫もされていました。しかし、もたなかったんですね。あのハードな世界観は。仕事人に焦点をあわせてドラマをつくると、どうしても閉鎖的になるし、偶然、という要素に頼らざるを得ない展開になる。しかしそう毎回偶然に頼っていては、ドラマの重厚さは失われてくる。それでテレビシリーズを長い期間もたせるのは酷でしょう。モジュール化、パターン化が進むのもわからなくないです。(それをテレビドラマとして評価するかどうかはまたまったく別です)

 また、主水の殺し方も省エネ型が増えてきました。瞬間の剣技で殺す、から、同じ瞬間でも隙をねらってぶすりとやるシーンが増えました。視聴者にカタルシスを与える仕組みは、主水の剣技の豪快さから、殺してから悪人に吐き捨てる一言に明らかにシフトしてきました。

 渡辺小五郎にはどうかいつまでも、痛快な剣で悪を切り倒してもらいたい。必殺仕事人2009の主水は、どうせなら「とべ!必殺うらごろし」のおばちゃん(市原悦子)みたいになってもらいたい(笑)

 脱線しました。

 後期必殺は、必殺仕事人第29話から。必殺シリーズ第一作「必殺仕掛人」のオリジナルキャラクター西村左内(林与一)の焼き直しと思われる畷左門が、左内同様の浪人から市井にくだったことで、この作品の大きなテーマのひとつである「矜持」を太刀と同時に捨てた。そしてそのとき、後に「時代劇は必殺です」とブラウン管のむこうから笑顔で語りかける鮎川いずみが登場した。ここから、アダルトで一筋縄ではいかないピカレスクロマンの必殺、とは別の必殺がはじまったと言っていいのではないでしょうか。

 

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2009年1月12日 (月)

クルマの中で・・・1 「必殺仕事人2009について」

 東京説明会に行ったおり、往復10時間くらいの時間があり、クルマで行くのでまわりを気にせずいろんな話ができる。(別にヘンな話はしないが・・一応・・)

 今回話題になったのは、まあいろいろあるのだが・・・たとえば「愛は4年で終わるって話がありましてね」っとかね(笑) これはアメリカの人類学者ヘレン・E・フィッシャーが発表したものですが、まあ概要は こちら をご覧ください。(ちなみにそこのページとはなんら私およびこのブログは関係なく、「愛は4年で終わる」をヤフーで検索したら最上位にあったページなのでリンクしたってことですので。。)
あ、その本「愛はなぜ終わるのか」は こちら 。
それについての私の見解は・・・また一緒にドライブしたときにでも(笑)

 で。

 そこで先日TVシリーズとして復活した必殺仕事人2009の話題が出ました。いずれ本ブログでレポートしなければと思っていたので、以下にまとめておきます。

 まず懸案の中村主水の跡取りについて。
 東山君の仕事人は、ありでしょう。私は支持します。眉毛がりりしすぎますが、そこは芝居好きの渡辺小五郎(しょうごろう、と読むのですね)という役回り、いいのではないでしょうか。ですから東山君が、崩すべき芝居のときはもっと崩すといいと思うんですよね。ていうか、無表情無関心のニートっぽくなるのもいいにかもしれないです。ニートは死語かもしれませんが(笑) 

 あと、これも懸案のドラマの脚本とテイストについて。
 まだ判断すべきではないかもしれませんが、脚本が後期必殺みたいですね。ここでいう後期必殺とは、必殺仕事人Ⅲからってことです。(このへん議論がわかれそうですが、必殺仕事人、新必殺仕事人までは、前期必殺との過渡期とみるべきだと思うんです)
 必殺仕事人2009の第一話では、今でいうホストクラブが登場していますね。そういった現代の事物・事象を劇中に持ち込むのは後期必殺の特徴のひとつでした。これが視聴者に親近感を持たせた、と当時の制作者側は判断していたようです。第一話でそうした仕掛けをした今回の制作者サイドも同様ということでしょう。
 しかしそれは私にいわせれば大間違いで、それが必殺の寿命を縮めた。2008年3月8日放送のsmaSTATIONに藤田まこと氏がゲストで登場した際、当然のことながら「必殺シリーズ」に話がおよぶのですが(ていうかそればっかり)、後期必殺における現代事象のとりあげっぷりは、明らかに失笑を誘うものでした。
 後期必殺の人気は、三田村邦彦や京本政樹、村上弘明ら時代劇に縁のなかったイケメン俳優(京本政樹氏は既に銭型平次でレギュラーを獲っていたので時代劇出身でした。スイマセン。1月13日加筆)が仕事人を演ったという、そのことにつきます。その配置の妙が受けたのです。光と影、善と悪、それらのコントラストと、同時にそれらが表裏一体となってゆくドラマや演出に、彼らが見事にハマったから、人気が出たのです。決して脚本に視聴者が親近感を持ちやすい話題を取り入れたから、じゃないのです。ここは猛反省が必要なところだと私は思います。
 江戸時代の出来事や風潮、風俗に現代のものを見つけるのは結構です。おおいにやるべきです。しかし、現代のものを江戸時代に持っていくのは慎重であるべきです。一目でそれとわかるようにやるべきではありません。繰り返しますが、それは失笑のもとにしかならなりません。いくら現代日本人の教養が低くなっていても、いや、いいですか、教養が低い人ほど、高らかと失笑するものなのです。それをゆめ、忘れてはいけません。馬鹿だと思って馬鹿にしてはいけないのです。
 脚本の方向性をかえましょう。重厚なドラマにしましょう。前期必殺のように、また後期必殺の中でも、必殺仕事人Ⅴ風雲竜虎編や、必殺仕事人・激突!の最初の6話までで挑戦したことがあるように、ぜひ、ハードで視聴者をうならせるような、そんな脚本を期待します。野島伸司氏が書くとどんなになるのか、ちょいと気になったりしている私ですが(笑)

 そして藤田まこと氏と中村主水についてですが、本シリーズは、中村主水の死によって終わるのでしょうね。主水が死ぬのは二度目になりますが、時代劇における宇宙戦艦ヤマトにならぬよう、きっちりと死んでもらいましょう。そのために、主水の「老い」を演出しているのでしょうし。
 藤田氏が前々から言うように、無残にどぶに死体が沈んでいる、というところから最終話がはじまってもいいでしょう。のっぴきならない事情で渡辺小五郎に斬られるのもいいかもしれません。いずれにせよ、2年がかりで東山・渡辺に必殺の看板を渡す準備を着々と進めてきたのですから、きっちり、けじめをつけ、世代交代しましょう。そのためのシリーズとして歴史に名を刻んでいいと思うのです。
 藤田まこと氏の中村主水を愛してやまない、私の本心です。

 殺し技について。
 まあ、なんですね(笑)。レントゲンを復活させたのはいいです。が・・・懲りすぎで時間かけすぎですね。>>涼次。あとデジタル処理が目立ちすぎです。>>からくり屋源太。

 キャラクター設定について
 伊賀忍者はどうかと。文句多くてすいません。
 山崎努演じる鉄が破戒僧で、沖雅也演じる錠が棺桶屋だった理由を、そして彼らが島帰りだったという理由を、ぜひ思い出して欲しいです。また中村敦夫が演じた赤井剣之介が脱藩者のおたずね者で表の顔(職業)すら持てない男だったことや、石坂浩二演じる開国派の蘭学者(もちろん当時弾圧の対象)の糸井貢を仕事人にした理由は何だったのでしょうか。
 断言しますが、必殺は抑圧開放装置としてのドラマなのです。虐げられた人、社会階層の底でうごめく男たちが権威の側で悪事をなす連中をぶっ殺す、そこにカタルシスを見せるのが必殺だったのです。
 だから、中村主水は種なしかぼちゃだったし、婿養子だったし、姑と嫁はあれだけ意地悪をしたのです。いや、ドラマ的にせねばならなかったのです(笑)
 伊賀忍者が仕事人じゃ、その装置は期待できません。抜け忍という設定(組紐屋の竜がそうでしたね)だとしても、それはわかりにくい。その装置がない必殺を、必殺とよぶべきかどうか。

 それから仕事人が持つ葛藤についても言及しておきます。

 からくり屋源太が「仕事人であることに葛藤がある」という設定になっていますが、許婚を殺された怒りで仕事人になった源太の葛藤など、「殺すことが正義か?」程度の薄っぺらい(失礼)ものでしかありません。こんな葛藤を持つ仕事人は、仕事人としては脇役にすぎません。ていうか、かつて主水がにがにがしくはき捨てたとおり、「なんだいあれは」なんです。仕事人は悪人です。極悪人です。落ちきってます。地獄行きです。救われません。
 そこから始まるのが、仕事人なんです。

 スペシャル版では殺しの後、川で幾度も幾度も手を洗う源太に対し、涼次が「その汚れは洗ったって落ちない。一度でも殺しをした奴は云々・・・」という話をします。「俺たちは地獄行きよ。だがその前に、地獄に行くべきやつを先に送ってやる」と続きます。必殺の琴線に触れる台詞です。惜しむらくは、先に述べたとおり、涼次のキャラ設定がちょっとハズし気味ってところでした。

 もとい。

 

 のさばる悪をなんとする。
 天の裁きは待ってはおれぬ。
 この世の正義もあてにはならぬ。
 闇に裁いて仕置きする。
 南無阿弥陀仏。

 この南無阿弥陀仏は、誰のためか。的(殺した相手)のためであり、救われぬ自分のためなんです。
 そして、多かれ少なかれ、人が俗世で仕事をし、くらしをするということは、ささやかながら穢れ、落ち、また時に穢され、貶められるということです。
 だから。

 そこにこそ、視聴者は共感したんです。

 ・・・・と、そんな話を小一時間灯相手にしていた私でしたbleah

 
 

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2008年12月11日 (木)

山崎努さん見たさに「世紀末の詩」

 今、「世紀末の詩」を見直しています。
 docomoのCMで山崎努さんが出演されていますが、その演技を見て、どうしても「世紀末の詩」が見たくなったのです。初回ゲストはヒロスエだし(笑)

 必殺仕置人の念仏の鉄役の山崎さん、九門法律相談所の九門耕作役の山崎さん、それと世紀末の詩の教授役の山崎さんが私はたまらなく好きです。

 mに、山崎努っていいだろ、といったら、うん、と深く頷いていました。満足、満足。

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2008年1月14日 (月)

ヤッターマン

 今日は地区の行事、ほんやり様がありました。それについては昨年も詳しく書いたので、今年は別の話題。

 今日からリメイク版のヤッターマンが放送開始。
 soちゃんはそれが楽しみで楽しみで。で、ほんやり様の行事をだいたいこなし、まったりと大人がお酒を飲んでいるところをさっさとひとりで家に戻り、ヤッターマンを見たんです。

 私はしばらくしてから家に帰ったのですが、新作ヤッターマンが気になっていたのでsoちゃんに「どうだった?」と訊ねました。
 soちゃん、「んーー」って。
 「おもしろくないの?と私。
 「おもしろいはおもしろいんだけど・・・。ヤッターマンの声が違う。なんだかオジサンみたい」だって。
 soちゃん、ヤッターマンの主役は3悪なんだよ、なんて言ってやったのですが(笑)、soちゃんは正直にヤッターマンだと思ってるみたいで、そのヤッターマンの声が変わっているのがちょっと受け入れがたいみたいでした。
 オープニングについてもずいぶん話題になっているようですね。
 私はがっかりです。アレンジとしてはああいうのもありでしょうし、カッコいいとも思います。でも。
 テレビアニメのヤッターマンのオープニングとしては華も勢いもない。コテコテの華と勢いでいいんです。
 エンディングについても言及。ありゃないよー。お洒落にならなくていいの!アイロニックなコミカルソングでキメてほしかったなあ。

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