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2010年10月27日 (水)

ナミレンジャー THE MOVIE 2010 脚本(1)

 脚本です。原案として書いたものをそのまま掲載します。実際と違うところやメモ書きもあります。

 今日はAロール分をあげときます。(Aロールって、30分ものの場合、まんなかのCM前の部分)

ナミレンジャー  the movie

~さらば、愛しき日々よ~


 

主な登場人物   ※学年は変更可。

           名前は、男子の場合。女子の場合は(  )内。

          ただし、メンバー構成は男子:女子=3:2もしくは2:3とする。 

  赤石 丈(道子)        6年生     アカナミジャー

青柳 天道(海穂)       6年生   アオナミジャー

  白井 智(久美子)       3年生   シロナミジャー

  佐々木 健太郎(月子)    中2     キナミジャー

  黒木 正(さゆり)       6年生    クロナミジャー

 

  中村先生 ナミレンジャーの真実を知るなぞの教師

 

  藤枝先生 ふつうの教師だぞ。

 

  校長先生 ちょっと、おっちょこちょいだぞ。

 

  保健室の先生 やさしい、女の先生だぞ。

 

  慈恩念和尚 ナミレンジャー誕生の秘密を握っているぞ!!

 

  ヘンジ・シナインジャー  悪の手先、末端だぞ。声をうばっていい気になるぞ。

 

  こども無様育成計画中部日本担当 へタレ部長

  ショーシ将軍

 

  オレワ・マゲナインダー  

 

  ナレーター

 

背景・・・2010ナミレンジャー誕生。伝説のナミレンジャーはどこに・・・?

     ナミレンジャーのあかしとは!? 

声をなくしたこどもたちを救えるのは、いったいだれだ!

中村先生が倒れる!! 

そして・・・    嗚呼・・ナミレンジャー

 

OPナレーション  大川入に日が沈み、暗い闇夜が訪れる。

 

           明日も太陽のぼるはず。  

だけどその日がいい日だと、信じるだけで足りるのか。

 

闇おそれず歩く影、ねえねえ、いったい何を、がんばるの?

 

           「ナミレンジャーは戦うよ。だからみんなも戦おう!」

 

(BGM 必殺仕事人 OPナレーションより流用)

 

OP

 

 

OP ナミレンジャー。彼らはどこにでもいる普通の小学生。いや、少し違う。彼らは阿智村浪合に山村留学に来ている小学生。今日も彼らは・・・いや・・・少し違う・・・。どうやらこの世界に、ナミレンジャーはまだいないようだが・・・・

 

 

◆登校風景(県道山菜工場あたり)

みんなで無言でうつむいて歩いている。

その後ろを速足で歩いてくる赤石。追い抜きながら・

 

赤石「おはよう!今日もいい天気だねえ」

 

こどもたち、ちょっと顔をあげて赤石の方を見るが、またゆっくりうつむき、歩く。顔いろは悪く、元気がない。

 

赤石「あれ?」

 

次の登校グループを追い抜く赤石。

 

赤石「おはよう!」

 

やはり、同じ反応のこどもたち。

 

赤石「あれ・・・? みんな朝ご飯食べてきてないのかな?? いいや、週番だしいそごう!」

 

◆学校校門をくぐって小学校棟へ行く赤石

赤「おはよう」  そこらの子も無表情、無反応。

赤「ぜったいへんだぜ」

 

◆週番の掃除の場面 空中廊下にて

青「お、赤、おはよう」

赤「おはよう、青。・・・てか、やっぱこういうもんだよな」

青「あ、赤も思った??」

赤「うん、今朝みんな元気ないよな」

青「そうなんだよ・・・。あいさつしないし、声かけても返事ない」

赤「みんなそうなの?」

青「みんなってわけじゃなさそうだけど、ほとんどそうだよ」

赤「なんかヤな感じだね」

 

中村先生来る

中村先生「おいおい、そこ、おしゃべりしながらやらないように!」

赤「あ、中村先生、おはようございます!」

中村先生「おいおい、声がでけえよ、頭に響くじゃねえか」

青「あ、先生また二日酔いですか?飲みすぎは体によくないですよ」

中村先生「なまいきいいやがって。先生稼業もたいへんなんだから」

赤「飲まなきゃやってられないって、ですか?」

中村先生「まあな。おい、そんなことより、みんな今日元気ないな」

青「先生もそう思います?」

中村先生「なんか静かすぎら。そりゃ静かだと俺たちは楽だが、なんかこう、みんないっしょだと気味が悪くていけねえ」

赤「ここんとこ寒いからですかねえ」

中村先生「確かにそうだが、それだけじゃねえような気がする」

青「え?」

中村先生「なんかこう、怪人の仕業っていうか」

赤「先生、なにそれ、テレビの見すぎ~」

中村先生「いや、なんでもねえ。なんでもねえんだ」

 

藤枝先生通りかかる

藤枝先生「さあさあ、掃除は終わり。歌の練習がはじまりますよ~ みんなクラスに戻ってください」

赤、青「はあい」 戻る

藤枝先生「ふう。よかった。」

中村先生「何がよかったんです?藤枝先生」

藤枝先生「中村先生、私、今日初めてなんです、子どもが返事してくれたの。今日はみーんな、しーんとしてて。顔色も悪いし・・・ どうしちゃったのかしら」

中村先生「・・・・・。」

 

◆教室にて「歌」の練習

伴奏がなっている。顔色悪い生徒たちが立っている。口は動かしているがろくろく歌声は出ていない。

藤枝先生「どうしたの?みんな、歌声ちっともでてないわよ。もっと元気出して」

生徒たち「(小さい声」  はあい」

藤枝先生「もっと大きな声で返事!」

生徒たち「(小さい声、さっきと変らず) はあい」

藤枝先生「どうしたの?いつもの声は!!ね、中条くん?」

中条くん「(・・・何かいいたそうな顔をする・・・がその顔は苦しそうになり、そして、無表情になり、うつむく)」

藤枝先生「鮎川さん?」

鮎川さん「(・・・・中条くんと同じ様子)」

藤枝先生「・・・・ちょっと、みんな!しっかりして!!」

みんな 一瞬顔をあげ、無表情のまま、下を向く。

藤枝先生「・・・どうしたっていうの、いったい」

 

◆授業

算数の授業をしている中村先生

中村「この場合、求めたい数をエックスとおいて、エックスとワイとの関係で式をたてると・・・・  京本、どうなる??」

京本くん「・・・・」

中村「おい、京本、どうした?? 腹でも痛いのか?」

京本くん「・・・・」

中村「保健室いくか?ん?」

京本くん「・・・・・」

中村「おい、京本。どうしたってんだ。返事くらいしろ、ん?」

京本くん「(・・・一瞬顔をあげ、悲しそうな顔をして、無表情にもどり、下をむく)」

中村「・・・(何かあるなって顔)・・・ こんなときに、やつらがいればなあ。」

 

◆保健室にて

がらがらがらと扉を開けて中村先生

中村「うーっす。どうだい、今日は、繁盛してるかい?」

保健室山崎先生「あら中村先生。今日はまだひとりもきてませんよ」

中村「・・・ひとりも?? みんな具合悪そうなんだけどなあ」

山崎「さっきそういって藤枝先生も見えたけど・・・。みんな顔色悪いし元気ないけど、ここにはひとりも来ないのよ。」

中村「いよいよ、怪しいな。しばらく動きはなかったのに・・・やつらの仕業に間違いない。しかし、ちくしょう、まだ、時間が足りなんだよ」

山崎「どうしたんです?中村先生」

中村「あ、いやいや、それじゃ私はこれで。お勤め、御苦労さまです」

 

◆悪の総本部(元役場議場)

ショーシカ将軍 「はーっはっはっはっはっはっは。順調じゃないかへタレ部長」

 

へタレ部長「は!ショーシカ将軍。おかげさまで腰ぬけへたれ子ども育成作戦は順調です」

 

ショーシカ将軍「われわれ悪の組織パッパラッパッパーの狙いは日本を骨抜きの国にしてその技術力、美術品骨董品かわいこちゃんをわが組織のものにし、世界に売り飛ばして大儲けしようというものだ。地道な活動のおかげでだいぶ作戦は進行してきている。都会はもはやぐたぐただ。時間の問題といっていい。あとは山間過疎地、日本のいまわしき古きよき伝統が残っている地域の子どもをぐったぐたにしたら、もう成功したもの同然だ。」

 

ヘタレ部長「おっしゃる通りでございます。なあにこんな小さな学校、ほんのひとひねりです。すぐに、お気に召す結果をご覧にいれますです、はいぃ  怪人ナンバー006、ヘンジ・シナインジャー! わがパッパッパラパーが世界を征服するため、はりきっていってきなさい!!」

 

ヘンジ・シナインジャー

「はは!! おまかせください!! パッパラー!」

 

ヘタレ部長「ゆけい!! パッパラー!!」

 

ヘンジ・シナインジャー 「パッパラー!!」

 

ヘンジ・シナインジャー、元気よく出てゆく

 

ショーシカ将軍「しかし・・・ やつは返事をするのだなあ」

 

へタレ部長「は、しつけは行きとどいておりますです。」

 

ショーシカ将軍「うむ。よいことだ。・・・しかし何かこう・・・なっとくいかぬなあ」

 

へタレ部長「まあまあショーシカ将軍、わが組織までぐたぐたになる必要もありません」

 

ショーシカ将軍「うーむ・・・・」

 

◆蛇峠山にて

ヘンジ「パッパラー! パッパラー!!」

超音波のようなものを出している。

 

ナレーター「ヘンジ・シナインジャーが蛇峠山の電波塔を利用して飛ばしている怪電波NRP。そのNRPが子ども達からあいさつ、返事などの声をうばっているのだ。」

 

ヘンジ「浪合中のこどもたちが返事、あいさつできないようにしてやる。返事もあいさつもできない子どもたちなど、まともな大人になれるわけがない。浪合の子どもから返事、あいさつを奪えば、日本もたちまちよりどころをなくし、すぐにへたればかりの国になるだろう。作戦は順調だ。パッパラー!パッパラー!!」

 

ヘンジ「ん?? どういうわけだ・・・。NRPがほんのわずか跳ね返ってくる・・・ 怪電波NRPを跳ね返せる人間なんて、ほんのわずかしかいないはずだ・・・。 しかしそのわずかなでもNRPがきかないやつらがいると作戦は成功しない・・・。よし、学校に乗り込んで、もっと強いNRPを浴びせてやる!! パッパラー!」

 

パッパラーが車にのり、去ってゆく。木陰から中村先生。

中村「おかしな電波が出ているから、もしやと思ってきたらやっぱりか。やつを倒せば、子ども達の声が取り戻せるんだな。

 しかし・・・。あの電波をはじきかえしている子どもたちがいるって言ってたな。

 もしかして、可能性あるってことか??  (にやり)

 とにかく、学校にいそごう」

 

◆学校にて(小学校棟の前)

5人がいる。話している。

 

赤石「どうやら、一日様子を見ていて、元気が残っているのは俺達たった5人みたいだな」

 

佐々木「なにがどうなってるのかわかんないけど、こんな学校、いやだな」

 

白井「ああ、浪合ってこんな不気味なところじゃない。元気とやる気があふれてるところのはずだよ」

 

黒木「なんかいつもみたいに能天気にしててくれねえと、こっちの調子が狂うぜ」

 

青柳「な、黒、いつもちゃんとした返事したもらった方が気持ちいいだろ?」

 

黒木「さあな。くだらないことにつきあうのはごめんだがな」

 

青柳「そういう言い方はないだろう!?」

 

赤石「そんなことより、これからどうする? このままじゃいやだよな」

 

佐々木「うん、いやだ。」

 

青柳「どうするって、何かできるの?私たちに。みんな早く帰ってお腹いっぱいご飯食べて、しっかり寝れば明日にはもとにもどるんじゃん?」

 

黒木「何言っての?今日になって一斉に全員がお腹へって、全員が声でなくなったっていうの?ありえんじゃんそんなの。もっと考えていえよ」

 

青柳「なにその言い方」

 

白井「まあちょっと待ってください。確かに黒木君の言うとおり。これはおかしいです。それに思い出してください。みんな、声は小さかったけど、歌は歌っていました。声がまったくなくなったわけじゃない。」

 

黒木「そういうこと。シロは小さいけど、鋭いな」

 

白井「でも、あきらかに声がでなかった場面がある。思いつきますか?みなさん」

 

赤石「あきらかに、声がでなかった場面?それって・・・」

 

白井「そう、それは、挨拶と・・・」

 

黒木「返事、さ。はい、とか、おう、とか、とにかく一言もなかった。」

 

青柳「言われてみれば確かに!」

 

白井「それにみんな声が出ないのが悲しそうだし、苦しそうだった。一瞬だけだけど。そのあとすぐ、無表情になってた。論理的に考えて、これは返事や挨拶をする時に何か体もしくは心にブレーキがかかったと考えた方が納得しやすい」

 

黒木「俺の直感も同じ結論だぜ、シロ」

 

◆遊具の上、ヘンジ・シナインジャー

 

ヘンジ「パッパラー!!!」

 

赤石「だ、だ、誰!?」

 

佐々木「ぱっぱらー??」

 

白井「不審者決定、ですね」

 

黒木「ああ、見るからにな」

 

青柳「ちょ、っちょっと、逃げた方がよくない?やばいよ、あの人」

 

ヘンジ「その5人のお友達~ こーんにーっちわー!!」

 

5人「(ちょいと腰引けながら) あ、こんにちは・・」

 

ヘンジ「もっと大きな声が出るのかな?? こーんにっちわー!!」

 

5人「こんにちは!!」

 

佐々木「悪い人じゃないの??」

青柳「わかんないよ」

 

ヘンジ「きーみーたーち!!返事できちゃうイイ子ちゃんたちね~。イイ子ちゃんたちは、いらないのよねー。悪いけど、その声、もらっっちゃうよ~  ノーリプライ電波発射!!! パッパラ~」

 

赤石「なんだ?に、にげろ~」

 

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