« あけましておめでとうございます。  | トップページ | 我が家の年越し、お正月 ケータイ復活 »

2010年1月 2日 (土)

浪合通年合宿の対象学年の話

 浪合通年合宿は定員マックスで14名受け入れられる。
 対象は小1から中3となっている。
 小1から受け入れていることを公言する山村留学は少ない。また中3の受け入れを公言している山村留学も少ない。

 それぞれ、理由がある。

 まず、小1からという点。浪合通年合宿は、村や地区、学校に期待されている役割と我々自身が我々に課しているミッションの、二重の任務を持っている。
 我々が自身に課しているミッションとは、私たちの教育目標にそった人材の育成ということである。
 一方村や地区が期待している役割とは、突き詰めると「学校の活性化」であり、究極的には「複式学級回避」である。

 話がそれているような気がするかもしれないが、このことと、小1から受け入れていることは密接にリンクしている。なぜなら、低学年の方が複式の危機は大きいからだ。
 一般に、山村留学の希望者は高学年が多い。4年生以上だと、応募者もたくさんいる。しかし、低学年は少ない。では浪合の学校は低学年は地元にこどもがたくさんいるのかというと、そんなことはない。少子高齢化の世の中だ。山間地はその先端を歩いている。低学年も人が豊富にいるなどということは言えない。
 通年合宿センターがあるのに複式学級が発生した、となると、二重の任務のひとつが果たせていないことになる。そんな通年合宿センターが地元できちんと位置付けてもらえるだろうか。村からは?学校からは?極言に聞こえるかもしれないが、地元に位置付けられることなしに、我々のミッションははじまらない。だから、低学年の山村留学を受け入れている。これは開設以来、変わっていないスタンスだ。スタッフの中に保育士資格のある者がずっといる理由もここにある。

 一方、中3も受け入れていることについて。
 中3は受験生だ。山村留学の子どもたちはほぼ全員県外受験となる。したがって、いわゆる一般の公立中学校の先生による受験指導は難しい。ていうか、そこまで期待するのは酷である。ここが中3が敬遠されるゆえんだ。
 浪合も同様である。しかし、受験指導は家庭が責任を持つということを理解していただき、加えて中1もしくは中2からの継続である場合、浪合の学校は快く受け入れてくださっている。つまり中3の受け入れに関しては、浪合学校のご理解ご協力によるところが非常に大きいということになる。
 なにより、浪合の学校の一員としてなくてはならない生徒になっているのだから、そして浪合から巣立ちたいという気持ちを強く持っているのだから、それに応えてやりたいという気持ちが各方面に強い。
 今まで継続以外の中3を受け入れた実績がないかといえばそんなことはない。幾人もの顔が思い浮かぶ。しかし、どの子も学校、保護者と綿密な打ち合わせをしたうえで、受け入れを決めている。ただ、それはスタンダードではない。一般に、中3からの受け入れは容易には認めない方針であること、それも開設以来首尾一貫しているつもりである。

 それぞれ事情は異なるが、上の通りのわけで、わが浪合通年合宿では、対象を小1から中3としている。

 

|

« あけましておめでとうございます。  | トップページ | 我が家の年越し、お正月 ケータイ復活 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/66200/32837525

この記事へのトラックバック一覧です: 浪合通年合宿の対象学年の話:

« あけましておめでとうございます。  | トップページ | 我が家の年越し、お正月 ケータイ復活 »