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2009年2月 1日 (日)

朝青龍のガッツポーズ

朝青龍が優勝決定戦で勝利したあと、ガッツポーズをした。
横綱審議会はいつものようにコメントを出した。いわく、「品格という面でああいうものはいかがなものか」

私は、それぞれ、それでいい、と思っている。くだらないなあと思いながらも、だ。

横綱審議会は、相撲にガッツポーズは似合わないという。横綱の品格にかけるからだと。
弟子をいじめて殺す相撲界がよく言う。ガッツポーズなど、バカげたいじめにくらべたら、どんなにかわいいものか。相撲界を去った後の元横綱若・貴兄弟の確執やお家騒動はどうよ。

相撲界が求める品格なるものがいびつにゆがんで悲劇や喜劇や下劣な出来事が起きている。それも含めて相撲界だと私は認識している。

そんな相撲界の人気は低迷している。

閉鎖的でいい気になってる相撲界に愛想をつかそうとしているのだ。

そんな中、モンゴル出身の怪人・朝青龍は相撲界の常識を破壊しつくそうとしている。本人がそれと気づいているかどうかは知らない。しかししていることはそういうことだ。そうした彼の振る舞いと、それから彼の無敵ぶりが相撲界の延命剤になっていることは事実である。

今回も彼の鮮やかな復活が客の足を運ばせた。そのことに誰も異論ははさめまい。

にくたらしいほどの彼の強さに舌うちをする人もいるだろうが、その復活に快哉した人も多かろう。相撲界は、人々の口の端に相撲の話題が出ることのありがたさを噛み締めているか。

朝青龍がガッツポーズをした。よしきたと横綱審議会が文句をいう。

繰り返すが、それでいい。破壊者朝青龍はこれからもしばらく、破壊を続けるだろうし、横綱審議会はその破壊を食い止めようと、失礼ながら陳腐な意見を言い続けるだろう。横綱審議会は、朝青龍が横綱になることを承認した時から、それ以降のさまざまな出来事を予想していただろう。予想した上で、横綱になることを承認したのだ。朝青龍が強かったからだ。だから、相撲の世界はかろうじて健全だ。強い者が横綱になっている。いろいろ言われても、強い者が横綱となり、横綱であり続けている。礼儀正しく品格十分でも、優勝できない力士は横綱にはなれない。

 だから今回の一件もデキレースということでいいのだ。それに、大相撲とはいえ、一国の閉鎖的な格闘技だ。狭い世界の出来事である。ついでに言うなら、メタボ追放の世の中で、常識では不健康極まりない体格が誉めそやせる、異常な世界の出来事なのである。

 最近ものわかりがよくなってきたっぽい朝青龍は、「反省している」とのコメントを出した。その言葉を横綱審議会は苦笑いでも浮かべながら聞いたことだろう。

しかし、ゆっくりと角界はかわってゆく。朝青龍はただその魁であるにすぎない。

きっとそのことに間違いはない。

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