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2009年1月22日 (木)

「親と子の育ちあい」 浪合学校PTA講演会

 浪合学校PTA講演会が浪合コアホールにて行われました。
合併するまでは浪合商工会議所との共催だったのですが、合併してからはPTA単独の事業になりました。予算は厳しいですが、厳しいなりになんとかがんばっています。
 合併前からそうなのですが、開催は学校の参観日とあわせて行われました。浪合の学校は小中併設校で、小中のお子さんがいる保護者にはすこぶる都合がいいです。もちろん山村留学の保護者の方も大勢来られました。

 さて、本日の講演会の講師は飯田児童相談所の所長で臨床心理士の小木曽計男(おぎそかずお)さんです。

 テーマは「親と子の育ちあい」でした。およそ1時間のお話でした。聴衆には保護者、教員のほか、中学生全員の姿もありました。将来親になる(だろう)こどもたちが話を聞くことはとてもいいこと。小学生じゃ話が難しいということはあっても、中学生ならなんとか、ということで最前列から座っています。(そうでもしないとなかなか最前列は埋まらない、ということもあるんですがね)
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 内容についてここで詳しく書くことはしません。印象に残ったことをいくつか。

・中学生ですが、前半の概念的話はちょっとつらそうでした。具体的にいうと、頭をたれて眠気と戦っている姿が散見。しかし後半、事例出てくると頭があがってきました。具体的な話は聞きやすいようですね。しかも話題が「虐待」でしたし。

・「負の連鎖」たとえば体罰を受けて育った子はわが子に体罰をする、いやみをいわれて育った子はわが子にいやみを言う、親の価値観を押し付けられてきた子はわが子に対してもそうする・・・そういうことはぬぐいされずあるとのこと。児童相談所はその負の連鎖を断ち切ることがひとつの大きな仕事、と小木曽さんはおっしゃっていました。

・血縁による家族の絆、はもはや前時代的感性。血がつながっているから「家族」ではなく、「家族になりたい」と思うところから「家族」が生まれる時代。(離婚、再婚、シングルマザー・シングルファザー同士の結婚、ペットも家族) 形而上的家族(←私のことば)あるいはゲゼルシャフト家族(←これも私のことば)は「家族になろう、家族を維持しよう」とする努力が必要。

・児童虐待は長野県でも増えている。虐待には4つの種類があって、それは「身体的虐待」「心理的虐待」「ネグレクト(放置)」「性的虐待」。子どもを私有物と考えるところが虐待の根。また劣悪な経済状況がこどもを見る余裕を奪う。そして、地域で子育てするという感覚がなくなってきている。(これも子どもを私有物とみる意識がそうさせている。ようするに、我が家のことでないことは、「関係ない」。)

・子育てに地域の支援が必要なのは人類の引き継がれた文化。みんなでカウンセリングマインドを持ち(要するに、相手の人格を尊重し、話を聞き、うなづく姿勢)、「自分は自分であって自分でよい」と大人も子どももみんなが思える社会をつくりましょうよ、という小木曽さんの主張には納得。

・生徒の感想発表がうちのmだったのだが、しばらく口ごもっており、ん?と思っていた話しだした。「子育ては連鎖する、という話を聞いた。僕は小学校高学年のころ親にいろいろ言われて追い詰められた気がしていた。今日の話を聞いて、それがどうしてかわかった気がする。僕が子育てをするときには、今日の先生の話を思い出して、いい子育てができるようになりたい」と(いうようなことを)言った。今度は私が頭を垂れる番だった。確かに、そうだった。悪かった。私の子育てが少しでもましになった契機があったとすれば、それは間違いなく、私が昨年、体調を崩した事だと思う。このことはまた、いつか、まとめておきたい。ともあれ、中学生の感想発表の次は、私が謝辞をいう場面だった。・・・困ったね(笑)

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