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2007年10月17日 (水)

元祖むらさき観戦記-5

4.布団の中で  清水エスパルス戦 (0対1 勝ち点0)

Photo_5  南信州の高原では、すっかり紅葉の気配が濃くなってきた。
 このころ、私はこども3人にサンガのTシャツを買い与えた。長男にはMF・松井大輔、二男にはFW・黒部光照、末の娘にはDF・角田誠のTシャツだ。
 息子ふたりはそのTシャツを着て、休日の学校のグランドでサッカーボールを蹴って遊んだ。サイドの松井が黒部にパスし、黒部がシュート!というシチュエーションを飽きもせず繰り返していた。
 また私は妻と相談してサンガのファンクラブに入ることにした。シーズン終盤にファンクラブに入るのもどうかと思ったが、自分と家族ののめり込み様をカタチにしたいという思いが強かった。ファンクラブ、というものに入ることは、私の人生で最初のことだった。
 清水エスパルスとの試合は、インターネットで確認した。我が家で契約しているスカイパーフェクトTVでサンガ戦を見ることができるのだが、録画放送なので同時間に見ることはできない。しかしインターネットならゲームの推移をタイムリーに、しかもかなり詳細に知ることができる。
 エスパルスのホームページの試合速報は出色である。何分か刻みで、プレーの様子をかなり克明にアップしている。
 それによると、0対0の緊迫したゲームだったが、サンガが押し気味であることはわかった。点数が入ることを期待させる展開だった。しかし終了間際、ドロー寸前にエスパルスが1点を奪い、ゲームは幕引きとなった。
 この敗戦で、サンガは再び年間順位最下位となってしまった。不調エスパルスが相手で、しかも好ゲームだっただけに、少なくとも勝ち点1は得られるかなと思っていた。残念だった。
 私はそのページをプリントアウトし、既にこどもと妻がいる寝室に行って布団にもぐりこんだ。私は息子たちにプリントアウトしたページを臨場感を漂わせて読み上げた。思った以上に息子たちは興奮しながら聞き入った。黒部や松井の名前が出るたびに、身をよじる。試合は残念な結果に終わったが、我が家にとっては幸せな夜となった。

 神戸と大分はこの節も敗れたが、仙台は本当に久しぶりの、セカンドステージでは初めてとなる勝利を得た。対戦相手はガンバ大阪だった。できれば仙台にはずっと眠っていて欲しかったが、仙台は仙台で必死だったのだろう。
 サンガは最下位に沈んだものの、この日の試合は結果が伴わなかっただけで善戦していたし、この後、大分、仙台、神戸と直接対決を残している。分はサンガにあると評論家も言っていたし、私もそのように考えていた。

 次節のサンガは、ファーストステージの覇者横浜F・マリノスと対戦する。私はスケジュールをやりくりして、その試合の観戦に行くことを決めていた。不定期で実家に帰っていた私だが、この頃にはサッカーの日程に合わせて帰省日を決めていた。今度のサッカー観戦には実家の父母と、加えて義理の妹も誘った。
 今度の試合はホームゴール裏で観戦することにしていた。熱狂的な応援を共有したい、という思いと、そんなサポーターたちの姿やゴール前の攻防をフィルムに焼き付けたいという思いからだ。
 コンビニの機械で購入したチケットを大事に引き出しにしまい込み、その日を指折り数えて待った。
 携帯の待ち受け画面はサンガのエンブレムに、着信音はサンガのチームソングに変更した。妻の携帯にはサンガのユニフォーム・ストラップをつけた。
 まったく、深入りしてゆく自分が滑稽であった。

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