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2007年3月 4日 (日)

ナミレンジャー秘話 3

「ナミレンジャー秘話」は今日が最終回です。

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 スタッフも、がんばってくれた。ちゃづけは歌の指導、ヒロは編曲と伴奏、ゆっちょはナミレンジャーロボの制作と、スライドショーの編集、ぶんぶん、きんぎょは衣装、ボランティアのヒデは照明。

 時に、自分のための劇、歌になってしまいそうな時もあったが、そこは厳しく修正した。

 「しゃべりにくいよ」

 あまりにゆっくり台詞をしゃべるように指示したものだから、こんな声を漏れた。

 「そんなしゃべり方だと苦しくなって当然だ。途中で言葉を切ってごらん、なんてことないから」

そんな指導もした。

 劇に入って最初の台詞をいうのは、トモリンだった。私は前日、彼女に言った。

「きみの最初の台詞が、会場を制圧し、劇全体のリズムも決める。ゆっくり、はっきり言うんだ。そのための練習を繰り返しておきなさい。」

 第2幕で最初の台詞をいう大チャンにも同じことを言った。

 当日、本番直前には10回練習しておけ、と伝えた。

 もうひとつ、本番の3日前だったか、こどもたちにきっちり伝えたことがある。

 「本番でも間違いが起こることがあるよ。台詞を間違える、忘れる、出す手を間違える、歌詞を間違える…他にも伴奏が間違える、照明が間違える、観客の反応が予想と違う、スクリーンが降りない、マイクが音を拾わない・・でも、そんな時、それを誰かのせいにしてオシマイにするんじゃなくて、カバーして、フォローして、乗り越えようとする意識が大切だ。」

ということである。台詞忘れがあったらそっと教えてあげよう、台詞間違いがあったら、言い直す時間を与えてあげよう、「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために(By スクールウォーズ)だ」と。

 そして当日、本番、控え室。みんな集まって緊張の面もち。

 「一時間後は、全てが終わっている。いい気持ちで帰ってこよう」

私はそう言い、最後の声かけをきいた。いい声かけだった。

「いくぞ」「おう!」

 

 そして今、2日が過ぎた。人のためにがんばることが、自分のよろこびになることを、子ども達は気づいてくれた筈である。この感覚が、宝物になるのである。私はそう信じる。

(おわり)

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