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2007年1月16日 (火)

私の好きな

 私の好きなK選手が私の好きなチーム、京都サンガを離れることになった。

 k選手と私は面識ないが、k選手のお母さんはうちの母と一緒に仕事をしてくださったことがあるという。ふるさとのチームはこういうことがあるからうれしくなる。

 k選手は前シーズン途中に名古屋グランパスからレンタル移籍で京都に来た。いや「帰ってきた」という方が正確だろう。彼は京都サンガのユースからトップチームに昇格を果たした男なのだから。しかし彼は京都サンガが2度目の降格をした年、「どうしてもJ1でやりたい」ということで名古屋グランパスに移籍した。同じ生え抜きの黒部、松井がチームに残留したのに比べ、なんて薄情なやつなんだ、という誹りが多かったのをよく覚えている。

 ところが彼は、京都サンガがJ1に復帰した去年、シーズン途中ではあるものの名古屋からレンタル移籍で京都サンガに加入した。そして気迫あふれるプレーでチームを鼓舞、最終ラインから右サイドハーフまで、与えられたポジションはきっちりこなした。ここでいう「きっちりこなした」は、無難にこなしたということではない。高いレベルで戦ってくれたということだ。私は一気に彼のことが好きになった。気迫あふれるプレイヤーは好きである。京都サンガの監督は途中で交代し、美濃部という男が指揮をふるうことになったが、この美濃部氏はk選手がユース時代にユースチームを率いた監督で、この時に一度全国制覇をなしとげている。k選手はこの監督交代からさらにパフォーマンスが向上したように思えたが、たぶん美濃部氏が監督になったことが直接の原因のような気がする。

 しかし彼の奮闘むなしく、チームは3度目の降格が決まってしまった。J2降格は優秀選手のチーム離脱を引き起こす。誰だって高いレベルで、注目のあびる世界でプレイしたいだろう。しかしファンというものは、そうした個人の都合はあまり考慮しない。チームの危機にチームに残らないなんてなんて薄情者なんだ、と批判する。ちょうど3年前のk選手の移籍が決まったときのように。

 今日、悩みに悩んだであろうk選手の決断がニュースとしてチーム公式webサイトに掲載された。レンタル契約は継続せず、k選手は名古屋に帰ることになった。k選手は再びJ1の舞台で戦う。

 なんだか寂しい。しかし感心もする。彼は常々、高いレベルでやりたいと言っていた。かつて全国制覇をともに成し遂げた美濃部監督から慰留の要請もあったろう。しかし彼は高いレベルで戦うことを選んだ。浪花節で行動するのも切ないが、こうした選択だって切ないに違いない。それに、浪花節はまだまわりが同情したりかわいがってくれたりするからいいかもしれない。

 k選手には頑張って欲しい。そしてサンガがまたいつの日かJ1に昇格したときには、三度サンガの紫色のユニに袖を通して欲しいと思う。

 

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