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2006年11月30日 (木)

うしおととらを読もう。

 明日から12月ですね。師走です。いよいよ。

 ええ、いそがしいですとも(涙)

そんな中、センターのこどもたちに「うしおととら」を読んでもらっています。中学生の試験も終わったことだし。

センター園生総うしお化計画(笑)

彼の提案型正義の味方は、小気味いい。「ファンタジスタ」を通してサッカー好きが増加したように、「うしおととら」でかっこいい性根の子が増えてくれるとうれしいな、と(笑)

とらが増えると、ちょっと困るかな(笑)

我が家の家内には「風光る」を読んでもらっています。渡邊多恵子さんの作品。新撰組のお話です。

渡邊多恵子さんといえば、「ファミリー」って作品があって、私はこれ、高校時代によく読んでいました。「エイリアン通り」と双璧でしたかね、当時は。ジャンルの違うところで「パタリロ」と「エロイカより愛をこめて」ってのもあったなあ。エーベルバッハ少佐には本当にあこがれてしまったものです。

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2006年11月29日 (水)

期末試験の結果

 今日、期末試験の結果が返ってきた。ぐんと点数があがっている子がいて、うれしかった。山村留学に参加させている保護者の方が心配される第一のことが、「勉強」である。それを覆す結果を出した子は、ジツは少なくない。

 簡単にいうと、山村留学にきて成績があがった子は多いのだ。少なくとも浪合通年合宿センターはそうだ。

 で、今回もそういうことがあった。たとえばAくんは苦手だった理科で82点をゲット。得意の数学で86点は無念(90点台を逃したってイミで)だったものの、この結果にAくんは大喜び。他にも音楽の試験で89点と多くの教科で高いレベルの結果を出しました。

 いやあめでたいめでたい。文武両道、すすめすすめ!

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2006年11月28日 (火)

オス山羊を運んだのは俺たち夫婦だ

 センターのアイドル山羊のアイちゃんに赤ちゃんを産んでもらおうと、お婿さんを探していました。で、見つかりました。見つかったのはだいぶ前です。

 で、今日、お婿に来てもらいました。お婿でいる期間はおよそ1~2週間です。支所の軽トラを借り、家内とふたりででかけました。もらう先は、風越こどもの森公園です。

 途中、飯田動物園に行き、ゲージ(柵)を借りました。それを軽トラの荷台に置き、山羊をいれて運ぶのです。

 公園について、係の人に案内してもらいます。2頭いるがどっちがいい?と聞かれました。一頭は角があり、もう一頭は角がありません。角がない方をお願いしました。名前は「ライス」です。角がある方は「餃子(ぎょうざ)」だそうです。その命名センスについては特にここでは触れません(笑)

 ライスは生後5ヶ月だそうです。生後5ヶ月でもう生殖活動ができるということなんですね。人間でいうと何歳くらいなんだろう。精気に満ち満ちている頃??それともやっぱまだ青いの??体はまだアイちゃんよりうんと小さいです。蚤の夫婦ってやつですね。

 ゲージに入れて、運びました。車で30分ほどです。最初はめえめえ泣いて啼いていました。そのうちあきらめたか静かになりました。私はルームミラーで後ろの様子を見ながら運転していたのですが、ラックの前の交差点でルームミラーからライスの姿が消えたときは本当にびっくりしました。ただライスはしゃがんでただけなんですけどね。

 センターに無事届けて、アイちゃんの近くに下ろします。

 互いに近寄り、匂いをかぎあいます。で、すぐけんか(笑)

 けどそのすぐあとにアイちゃんの後ろに乗っかっていったライス、やりますねえ。手続きなしですか。

 ともあれ、ライスとアイちゃんの新婚生活は今日からはじまりました。

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2006年11月27日 (月)

おれぁ約束は守るオトコだコンチクショウ(笑)

 駅伝の続編。

 小学生チームが中学生に勝ったものだから、ラーメンをおごる羽目になった私。火曜日にでも食べに行くか、と思っていたのだが、火曜日は私がPTAの会議だった。水曜日は宿直、木曜日はスポーツクラブ、金曜日は・・・・たぶんまた宿直か遅番だろう。土日は活動てんこ盛りだから無理。そんなこと言ってると、たちまち日がすぎてしまう。じゃ、今日いこうってことにして、各家庭に連絡。了解をいただき、軍資金の調達をして(涙)、こどもたちの帰りを待つ。

 夕方5時半から私の車(エスティマ)で巡回、栄光の駅伝チームを乗せて一路飯田へ。途中、「いいか、行くところは8番ラーメン。ラーメン一杯と、それから餃子は全員に一人前つけてやる。ラーメンは大盛りでもいいけど、残したら承知しないぞ。何ラーメンがいいか考えておきな」と話す。

 車の中はもうそりゃ大騒ぎさあ。

 で、

siはチャーシューメンとんこつ味を

きよくんはチャーシューメンしょうゆ味を

あっくんはチャーシューのとんこつ味を

サンはチャーシューメンしょうゆ味コーン増量を

こてつは五目野菜ラーメンを

ジョニーはタンタン麺を

マリオはチャーシューメンしょうゆ味を

それぞれ注文した。

Photo_57

Photo_58 Jyoni みんないい食べっぷりで感心した。

こてつが量が多くて苦戦したが、小6のこどもたちが助けてくれて無事完食。

会計をする際に、こどもたちについいつもの調子(我が家で出かける際における「いつもの調子」)で

「お店の人が持っていきやすいように、食器をそろえておきなさい」

と言ったのだが、こどもたちのテキパキ動くこと動くこと。

お店の人が「いやあすごいですねえ」とほめてくださいました。

気分がよくなり、帰りにコンビニでアイスをおごってしまった私でした(笑)

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2006年11月26日 (日)

阿智村一周駅伝

浪合小学校チーム、見事優勝。(センター公式ブログも参照ください。)

今までのスケジュール、および当日の出来事などを以下にざっと。

・学校にて早朝練習(校内マラソン大会の練習も兼ねておよそ1ヶ月前から)

・およそ1週間前、信州日報の取材。小学生ランナーはそれにこたえ、「優勝します」発言。おいおいマジかよ。

・鼻息荒い小学生チームに「浪合の中学生チームに勝ったらラーメンおごってやる」と私。火に油作戦(笑) 

・5日前、チームカラーがピンクに。ピンクの鉢巻を持って帰ってくるこどもたち。「なんでピンク?」 「きよくんが冗談で先生に言ったら、ほんとに作ってきちゃった」(笑)

・二日前(休日)、実際走るコースを該当ランナーが試走。

・前日(休日)、早朝スポーツに兼ねてたすきリレーの練習。当日の集合についての打ち合わせ。

・同日、横断幕2種作成。「頑張れ浪合っ子!俺たちがついてるぜ」と「さあゆこう 俺たちの浪合っ子」。またピンクの紙に浪合と書いた旗を20本作成。

・同日、駅伝小学生チームと中学生チームのうちセンター生分のおやつ購入。

・当日、朝7時15~30分センター集合。小学生チームはくずてつ引率、中学生チームはちゃづけ引率で阿智役場へ。おしん、ぶんぶん、えっちゃんは第1区(浪合地区)応援の準備担当。

・開会式。大勢の人に驚く。

・開会式終了後、区ごとに移動。第1区走者は浪合御所の里へ。

・くずてつは第2区の応援スポット(←自分で探す)へ移動。

・10時、花火の合図でスタート。

・10時14分、私(くずてつ)の携帯が鳴る。家内の携帯から。出てみると、si。涙声でよくわからなかったが、内容は「とうちゃん、1位だったよ。野球のユニフォームの大きい子と競争だったけど、勝てた。1位できよくん(2区の子。浪合のエース)にたすき渡せる」「疲れた。足は痛くない。(生まれた時、左足太ももの関節がはずれていたsiは、無茶するとそこがかなり痛くなることがある)」

家内と電話をかわる。家内も泣いてる。まだ1区なわけだが。「2位との差はどのくらいだった?」の私の問いに「siしか見てない。わからん」の答え。・・・チームの応援はおろか、スポーツ観戦にもなってないじゃん・・・・。

・1区と2区は離れているので、審判車両などが移動。その間時間があく。浪合では渋滞になっていた模様。

・家内と娘が私のいるところに合流。きよくんの家族も来る。横断幕をガードレールに設置。

・2区の選手たちが走ってくる。きよくんが来た!小学生1位だ!さすが!!やや苦しそうな走りだが、後続はきっちり離している。さすがエースだ。期待に応えてくれている。きよくんを見届けたら3区のビューポイントへ。

・3区はゆうすけくん。3区は最初はげしく下り、後半はずっと登りで計3.2キロある厳しいコース。ゆうすけくんのお父さんと妹さんが沿道にいるのを発見、いっしょに応援する。「2区まで一位ですよ」と私。「ええっ!そうなんですか?うちの1位で来れるかなあ」とお父さん。一般の選手が目の前を走りすぎていく中、むこうにゆうすけくんの姿が。1位キープ!後続の小学生は・・・見えない!ゴールまであと500メートルくらい。やったやった!

・4区はあっくん。ゆうすけくんを見届け、すぐに4区のビューポイントへ。4区も大きなくだりから始まり、国道を横断、そこからはほぼ平らがしばらく続き、最後は緩やかな登りが待つというコース。区間距離は3.6キロと、本レースで最も長い区間のひとつでもある。(ちなみに2区も3.6キロ。) 軽快に下ってくるあっくんの姿を発見。しかし練習のときよりかは緊張した面持ち。トップとはいえ、いや、トップだからこそ、緊張もプレッシャーもあるのだろう。

・5区はサン。2キロのショートコース。しかしだらだらした登りのコースでもある。一般の部の順位の間隔はだいぶ開いている。しばし待つうち、サンの姿が。一位キープ!しかし苦しそう。登りが続くだけに当然か。「前との差(直前を走る成人ランナー)を詰めろ!まだ行ける!」と私。スピードアップするサン。健気だ。鳥肌が立つほどうれしくなる。

・6区はこてつ。軽快に下りが続き、最後にぐぐっと登るコース。2.2キロ。前夜、プレッシャーから左足ひざが痛いと言い出したこてつ。朝食も進まなかった。無理もない。5,6年生が主体のチームで、唯一の4年生の参加だ。ひざにサポーターを巻きながらの疾走。ほぼ3分の2の地点で応援したのだが、下りの降りてきたにも関わらずアゴがあがる苦しいそうな走り。「がんばれ~」「がんばれ~」 きよくんの家族やうちの家族の応援。横断幕をはりつけ、ピンクの旗をふる小さい浪合っ子たち。「靴紐がほどけてるぞ」と観戦していた方がおっしゃる。本人もわかっている様子。でも走り続けることを選択したようだ。後ろから小学生2位チームの追い上げがきている。それにしても勇気のある選択だ。くつひもを踏んで転倒というリスクはもちろんある。でも、1位でたすきを受け取った責任が、彼を前へ前へと進ませた。「こけたらそこまでだ。行け~」と私。見ている者の腹まで括らせる決断を、4年生の子がしたのだ。ここは応援するだけだ。

・7区。ず~っと登りが続く2.8キロのコース。馬力が必要だ。ここにはセンター小学生一の馬力を誇るジョニーが控えてる。私たちは中継点に車をとめられなかったので、6区の結果がわからない。ジョニーが一番でくるかどうか、正直不安もあった。しばし待つうち、ジョニーが来た!一位だ!後続の距離は十分に開いている!こてつが頑張ったんだ!そしてジョニーがたすきを受け取り、期待通りの力強い走りでぐんぐん登っていく。やや待って、中学生チームで出場しているmが来た。中学生チームは第1区から小学生チームの後塵を拝している。mは飄々と登ってくる。こちらを見つけ手を振る余裕すら見せる。「前との差を詰めていけ」・・・バカの一つ覚えのような私の応援。その声に反応するように、加速するm。あとで聞いた話だが、このあと二人抜き去ったようだ。

・いよいよ最終区。走者はマリオ。2.5キロ。下りから後半登りというコースだ。我々はゴール(阿智役場)に向かった。一般の部のトップ集団は、すでにゴールインしていた。ゴールゲートの周辺に、浪合の人が幾人かいた。佐々木公民館長(元浪合村教育長・センター所長)の姿も見える。佐々木さんの隣で最終ランナーの到着を待つ私。7区まで首位だったことを佐々木さんに伝えようとして、私はやめた。まだ何がおこるかわからない。無事帰ってきてくれればいい。今はただ、マリオの帰りを黙って待とう、そう思った。実際にどのくらい待ったかはわからない。かなり待ったようにも思えるし、そうでもないようにも思える。案内係のアナウンスが入る。「27番(浪合小チーム)、入ります。」 小学生チーム1位だ!ぶわっと盛り上がる場内。幾人もの人がカメラを構え、ゴールするその瞬間を狙う。ちょっと待ってくれ、一番いい場所は譲れない-そんな思いで私は撮影ポジションを確保、ファインダーをのぞいた。露出、カメラ位置、構図を珍しく丁寧に考え、カメラを操作する。走りこんでくるマリオ。懸命な顔が、ゴール前で歪んでくる。テープを切って、ゴール!撮影はここまでだ。マリオに駆け寄る私。飛び込んでくるマリオ。すでに号泣。おいおい、そんなに泣かせるなよ。

・しばらくして中学生チームのアンカー、はーちんが帰ってくる。顔を上気させ、汗をだらだら流しながらのゴール。肩で激しく息をしながら、崩れるように座り込む。よくがんばった!よくぞ、そうなるまで走った! 「くず、なんか飲むもの頂戴・・・」「おう、ちょっと待ってな」 そんなの、お安い御用だ。

・少年野球の監督さんだかコーチさんだかが、私のところに来た。「いやあセンターの子はすごいですねえ。以前話されていた通りでした。おめでとうございます」 この方は以前センターに視察に来られたメンバーのひとりで、センターの子は毎日の通学や遊びの中で体を強くしている、校内マラソン大会でも好成績をおさめている、という話を私がしたのを覚えてくださっていたのだ。センターの子が褒められてうれしかった。それに、その方のチームは、たぶんV2を狙っていたチームだったと思う。その方が、わざわざ私のところまで祝福に来てくださった、そのスポーツマンシップに感動した。こういうところを、私も、こどもも見習わなければならない。

・小学生チームは、siとゆうすけくんが区間賞ゲット!序盤で優位をつかみ、中盤で辛抱し、後半見事に逃げ切ったレース。(区間順位、通算順位は公式ブログの方で) ご苦労様でした。

・中学生チームは一般の部に参加。男女混合の中一、中二でチーム編成。小学生チームにはかないませんでしたが、健闘しました。

・しかし、すごいぞ小学生チーム。初出場初優勝。並みいる強豪をねじ伏せ、よくぞ1位を獲得してくれた。ライバルには、野球チームが複数(阿智は少年野球が盛ん。一球団からふたつのチームがエントリーしているところもあった)、サッカークラブもあった。6年生だけのチームももちろんあったのだ。けっしてぬるいレースではなかった。大したものだ。感動をありがとう。

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2006年11月25日 (土)

鹿肉きました

 知り合いの奥さんからセンターに電話があって、「鹿肉もらってくれる?」とのこと。

こりゃうれしいとふたつ返事。小一時間して届いたのは、鹿そのものでした(ビックリ)

Photo_56

 こどもたち、騒然(笑) わたしも動揺(笑)

 解体の仕方など手短に教わって、早速取り掛かります。奥さんは「いらないところはどんどん捨てちゃってね」とおっしゃって帰られました。頭の中で一瞬「狩猟法」とか「動物愛護法」とかに抵触しないか考えましたが、自分がつかまえたわけではないし、鹿をくださったのは猟師さんだし(奥さんも資格をお持ちです)、すでに死んでいる鹿(今朝駆除されたそうです)だし、金銭は動いていないし、まあ、いいか、と。

 それにしても私はカエルから鶏、合鴨まではさばいた経験がありますが(たぶん同世代の中では相当ある方だと思います)、鹿、となると・・・もちろん初。モノがでかいので、施設の中で解体するわけには当然いかず、縁側もあまり汚したくないので池のまわりで実施することにしました。

 ビニール手袋、出刃包丁2本、牛刀1本、砥石、バケツ、ボールなどなどを用意して、早速とりかかります。といっても、どこからどうやって?? こどもたちは群れとなって鹿のまわりに集まっています。

 ひざのあたりに刃をいれ、皮をはいでいくことからはじめます。これが意外にずるずるとれる。お腹の部分は真ん中あたりで切り、背中にむけてはいでいきます。はぎとると、巨大な肉の塊が出現。

 次に腹を裂いて内蔵を取り出します。杉田玄白よろしく、「これが肺、これが心臓・・・」とひとつひとつ取り出していきます。興味があるこどもたちはビニール手袋をした手でひとつひとつ確認していきます。胃、腸、肝臓と摘出(?)を進めます。胃はかなり大きかったです。胃を裂いてみると、内容物(草の繊維のようなもの)がたっぷり入っていました。4つほど部屋があり、内部の壁は各部屋つくりが違っていました。肝臓は大きかったです。

 その後は太陽が沈むスピードと戦いながら、解体を進めます。腿、背肉、骨付き腹肉、肩肉などなど、部分ごとに切り分けます。刃物の切れ味が悪くなったら研ぎます。(今日の研ぎ係はぶんぶん) 解体するのにひとりじゃスピードに限界があるので、おしんがサポートにはいってくれました。切り分けたら、残った部分を土に埋め、毛皮はあとで処理できるよう別にし、食肉と肝臓はセンターの台所に持ち帰って洗います。

 肝臓も肉も生でいけるそうですが、生肉は衛生上食べないという方針があるセンターですから、きちっと焼いて食べることを確認、早速夕飯にスペアリブと肝臓のステーキが登場。臭みもなくおいしかったです。

 それにしても、鹿を解体する経験をつめたのはうれしかった。こどもたちも、その様子を見ることができたのはすごくよかったのではないでしょうか。

 

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2006年11月24日 (金)

知りませんでした。

 農協はカードでは引き落としの1日の限度額が50万円だったんですね・・・。

 私、知りませんでした。今日はうちのセカンドカーを買い換える日だったのですが、私は今日の朝まで京都に行っていたので、大金持って歩くのも厭だということで、農協の口座に入れておいたんです。で、京都から帰って、飯田に入ってからATMでお金を下ろせばいいや、と。

 ところが農協は50万円が限度額!今日持って行く約束をした金額には足りない~!

 通帳と印鑑は家に大事においてあるし、他の銀行カードもな~い!!万事休す!!

 一応車屋さんに行って事情説明、

「お金と交換ですから、今日乗って帰るのは無理ですよねえ」

なんてミエミエの探りを入れてみると、

「はい・・・すいません」

ってな返事。まっ当然だよね!振込みしとくとか、他にも方法があったろうに、バカだったなあ。明日またいかなくちゃいけない。

ちなみに八十二銀行や信金は限度額は100万円でした。

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2006年11月23日 (木)

学校のせいにしてたらアカン 

 民間の教育関係の事業を長いことしてらっしゃる方の懇談する機会を得ました。自らも子育て経験のある方で、女性です。なかなかはっきり話しをされる方で、時々圧倒されます。

 そんな彼女が言いました。

「いじめとかでな。校長先生が謝ってはるでしょ。そら『いじめはありませんでした』とか言ってたんやったら謝らなあかんわ。でも、『気がつかなくて申し訳ありませんでした』はどうなんやろ。『親はなんで気がつかへんかったんですか』でええんちゃうの?」

「だいたい親がな、情けない。学校に対して文句ばっかりやろ。自分が何できてんねんちゅうねん。若い人ほどそうや。クレームつけるのが上手なんがカッコええと勘違いしてる。『わたし怒ったんです』とかいわはって。怒るなんて恥ずかしいことちゃうのん?」

「マスコミもあかん。校長先生が頭下げてるところの写真とって、鬼の首でもとったつもりでおる。なんで学校ばっかり悪者にすんねん。いじめの問題で、ほんまに悪いんは、親ちゃうのん? いじめられのたうちまわってるわが子に気がつかへん。考えられるか?親に相談もしんと死んでいくんやで?どんな家庭やちゅうねん。そういうところ、マスコミはぜんぜんほったらかしやんか」

「学校はこれからまたがんばらなあかんけど、それよりがんばらなあかんのは家庭の再建や。教育基本法も愛国心もええけど、家庭教育について、理念法だけやなくてもっとこう実効性のあることでけへんのかなあ」

 そうやね。そういう気するね。学校以前に家庭があるもんね。家庭がきちんとあった上での学校のはずだもんね。

 通年合宿の相談員もがんばります。それと、私も人の親ですから、ちゃんとしますとも!そんな気がした懇談でした。

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2006年11月22日 (水)

阿智村一周駅伝

 小学生、中学生とも出場します。

 小学生では、センター関連でいうとあっくん、サン、ジョニー、マリオ、こてつ、それからsiが出場します。

 中学生は、これは浪合ソフトテニスクラブで出場するのですが、mとはーちんが出場します。

 区間は全部で8つ。短い区間で2キロ、長い区間で3.6キロ。たすきをつないでゴールを目指します。

 今まで旧阿智村でやってきたので、西から東へすべての地区を通るようにコース設定がされていたのですが、合併した浪合はコースのはるか南に位置しているため、どのように浪合を絡めるか難しかったようです。で、結局浪合を独立した第一区間とし、第2区間以降は例年のコースを走るということで落ち着いたようです。ということは、第一区間は走り終えたらそれでおしまい。たすきリレーはせずに、ゴールした時間差で第2区間の走者がスタートする、ということになるわけです。なんだか残念な気がしますが、仕方ないですね。

 で、今日の夕方、あっくん、ジョニー、マリオ、こてつ、siの5人で浪合の第一区間を走りました。あっくんは当日3.6キロ走るので、ちょっと余計に走ってもらいました。とっぷり日が暮れた中走ったこともあり、車で行きかう人が応援してくれていました。

 阿智村一周駅伝・・・別に一周しないんですけどね。どっちかというと横断。・・・、全部で40を越えるチームが参加するようです。小学生チームだけでも10以上あったような。3位以上が表彰です。あと区間賞も。

 区間賞を出したら記念Tシャツをつくってあげると約束しました。後、浪合の中学生に区間で上回る記録を出した小学生にはサンガグッズをプレゼントしてあげる、とも約束しました。で、浪合の中学生チームに万が一勝てたらラーメン奢るぞ、と約束しました。燃えてます、小学生(笑)  負けんなよ、中学生!

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2006年11月21日 (火)

カゼがはやっているようで。

 センターの子が次々と発熱しています。・・・といっても、37度台がほとんどですが。そしてちょっと気持ち悪くなるらしい。

 うーん。この間各部屋にストーブを入れた直後なのですが。例年この時期、こんなカゼが流行るような気がします。

 そうそう、今日視察がありました。おばさんたち8名ほどかな。15分くらいで、と説明をお願いされたのですが、しゃべってるうち、30分くらいになってしまい、すいませんでした幹事さん。

 そうそうそうそう、プーケットから来た子は今日で体験合宿の日程が終了。バス停まで送っていきました。「ここに来たい」とはっきり言っていました。卓球がものすごく上手な子です。サッカーも好きだと言っていました。一緒にやりたかったデス。

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2006年11月20日 (月)

プーケットから体験生が

 昨日から来ています。来年の山村留学に参加したいという子です。5年生男子。

 山村留学参加希望者ということでは、もっとも遠方からの参加ということになります。卒園生はドイツとかイギリスとか遠いお国でがんばっている子がいるんですがね。こちらに来る前が国外というのは、私たちの山村留学では初めてです。

 なんでも今だって気温は35度くらいいくそうです。今朝の最低気温はふだんより高めで5度でしたが、それでも30度の違いがあります。きっと体がびっくりしてるんじゃないかな?

 それにしても、園生の態度はよかったですね。いつも感心します。体験生には親切です。そしてやさしいです。ホスピタリティっていうのでしょうか、人にはもともと備わっているんですかね。喜んでもらう、笑ってもらう、そのことに一生懸命になれる子たちは、たいしたものです。そっと寄り添って、何かあったらすぐに手を差し伸べてあげる子もいます。すばらしいです。

 エライ!ほめてつかわす(笑)

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2006年11月19日 (日)

いじめの4つの役割とプラス1

いじめには4つの役があるという。

まず、被害者

そして加害者。

それから観衆。

そして傍観者だ。

観衆とは「いじめをおもしろがり、拍手、喝采、掛け声などを出し、いじめを促進する効果をもたらす子」である、傍観者は「おもしろがりはしないが止めもしない子」ということだ。

センターのこどもたちにも問うてみた。君たちは、この4つの役割の中で何をしてるんだ、と。被害者か?もしかして加害者か??やっぱ傍観者か?それとも観衆しちゃってたか?

 こどもたちは静まり返ったよ。シーンとした。いろんな場面での自分の姿を思い出していたんじゃないかな。

 で、私は言った。

「センターの子には、5つ目の役をやってほしい。その役とは、いじめをやめさせる人の役だ。」

と。センターの子は、ナミレンジャー(もちろんウフフンガールズもニートリアンもロボも)は、高貴な魂を持つ、正義の味方であって欲しいと。そういう力を育てることこそ、山村留学に来た意味というものだ、と。たくさんの生活体験も、自然体験も、学習もスポーツも、すべて高貴な魂を持つ正義の味方になるためのレッスンなんだ、と。

 ひときわ大きな声で返事をしてくれたこどもたちがいる。

 うれしいことだ。 

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2006年11月18日 (土)

収穫祭あれこれ

ええと。収穫祭に来てくださったみなさん、ありがとうございました。

夜遅くまでつきあってくださったみなさん、ありがとうございました。

私は囲炉裏の間で寝袋に包まって朝を迎えました。時々、吐き気に襲われていましたが、なんのなんの、なれたものです(笑)

ふろふき大根、おいしかったですねえ。絶品でした。身内の料理をほめてちゃいけませんが、たいしたものです。

サトイモの煮付けの味もよかったなあ。ついつい濃くなりがちなんですが、絶妙な味加減でした。

お客様をお招きして、村長さんも議長さんも来てくださいました。元所長さんも、元村長さんもPTA会長さんも駐在所の所長さんも。

村長さんが「教育の新の姿を求めてやってくれているものだと信じる」と挨拶でおっしゃってくださったのが感動でした。まさにその通りですから。

そしてその後、私と差し向かいで飲んだ時、「おい、ブラックジャックを育てよう」と言われたのにも、私の心が震えました。ただ、お金に意地汚い人はいやです(笑)

ああ、それにしても、二次会での飲めや喋れや歌えやの大盛り上がりは毎度のことながら楽しいですね。いつもいつも同じような歌ですいません。ご一緒できなかった方々、次回はまたにぎやかにやりましょう!

 

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2006年11月17日 (金)

格差社会といじめ

 いじめがずいぶんと大きな問題になっている。自殺が相次ぎ、文部科学省に自殺予告メールが来たりしているそうだ。それもたくさん。・・・一体文部科学省に予告して、どうしようというのだろう。いやがらせにしちゃ、大掛かりなように見えても非常に幼稚で陳腐ですらある。文科省いじめってことか?

 先日、「ゆとり教育」を推し進めてきた方が文部科学省を辞任された。世はふたたび、学力・競争の教育にゆれ戻ろうとしている。よかろう、今まではちょっとやりすぎだった。振り子が戻る時期に来たのだ。

 だが、教育の問題は教育の世界でだけ見ていちゃだめだ。教育が社会の再生産機能である以上、現代社会の様相が相当正確に反映される。であるから、私はいじめ問題につき、憂慮せざるを得ない。

 日本はアメリカ的競争社会に突入した。人生に勝者と敗者がいることを、公的に大上段に認めた。静かに広がってきた所得や学力の格差はもはやどのようにしても覆い隠すことはできなくなり、どんなにのんきな知識人もその存在を認めざるを得ず、それは「努力した者が果実を得るのは当然」というロジックで糊塗されながらも、真実広がっている格差は底辺へのそこしれぬ沈下だということはやるせない感情を抱かせるものの、厳しい事実である。

 格差はいたるところに現れている。運動能力しかり、社会的スキルしかり、道徳性しかり。格差を認めるということは、当たり前を認めるということだが、当たり前を認めるということは世知辛さを甘受するということでもある。もっというと、弱肉強食を甘受するということだ。それは、経済力の差による階層社会を受け入れるということにもつながろう。「格差を認める」ということは、そういうことだと思うべきだ。

 人間社会につき、建築用語を使って「下部構造が上部構造を規定する」、と言ったのはマルクスだったか。経済・生産様式が、人の行動・価値観・感情に影響を及ぼすということだ。

 だとするならばだ。格差社会を認めるということは、こども社会において、こどもの能力の差も当然「格差」として捉えられるということになる可能性がある。それは個性だ、などと呑気なことはもう言われまい。なぜってモデルとなる実社会で格差を認めてしまっているのだから。

 私はこの心性が、こどものいじめの更なる起爆剤になりやしないかと本気で心配している。今言われている格差社会には、「みんな違ってみんないい」などという、どこかのどかでありながら、またどこか力強い決意の言葉は不要となる。弱き者は努力が足りなかったのだ。憂き目にあうのは当然の報い。・・・無邪気にそう思ってしまえば、そこにいじめを仕掛ける理由ができあがる。

 また格差社会は底辺のこどもたちから学力と体力と道徳力を奪い、家族の時間を奪い、その結果、下劣で無知でストレスフルな人間を量産していく可能性がある。彼らは被害者になるだけでなく、その置かれている状況から、十分いじめの加害者になる条件を備えているだろう。

 おいおい、それでいいのかよ。今西錦司を生んだ日本がそれでいいのかよ。共生は金がかかるからやめるのか??それともこどもの時は共生を学び、大人になったら競争させるってか。そんな競争力じゃ、まだまだ当分、アメリカにふりまわされ、中国や韓国に謝り続けなければならないだろうさ。

 

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2006年11月16日 (木)

校内マラソン大会

 かなり肌寒い天気の中、小学校の校内マラソン大会が実施された。

1,2年、3,4年、5,6年の3日カテゴリーにわかれ、それぞれ1.5キロ、3キロ、4キロを走る。表彰は各学年男女ことに行われる。

 絶好のマラソン日和、ではあるが、しかし見ている側は寒い(笑)

 しかしこどもたちの熱のこもった走りを見ていると、寒がってばかりもいられない。

 最初のスタートから30分程度ですべての走者が帰ってくるが、次々トラックに帰ってくるこどもに、「がんばれよー」の声をかけると、その声に反応して走りに元気がでてくるのがいじらしい。

 何よりうれしいのは、センターの子が全員完走したこと。

 センター関連で上位陣(2位以上)に食い込んだこどもたちは以下の通り。

2年生男子 ヒロ(2位)

3年生男子 イノ(2位)

4年生男子 コテツ(優勝)

4年生女子 ミホ(優勝)

5年生男子 si(優勝)

 よくがんばりました!優勝トロフィーはセンターの玄関に飾ります。

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2006年11月15日 (水)

長崎県、福島県の教育特区

以下、すべて時事通信社の記事を引用。コメントなど後ほど。

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政府は15日、小中高の12年間の教育カリキュラムを4・3・5年制に再編成して一貫教育を行う長崎県五島市などの構造改革特区32件を新たに認定することを決めた。公立の小中学校の一貫教育は既に行われているが、高校まで含む特区の認定は初めて。
 五島市は来年4月、学習指導要領によらずに教育課程を編成できる特例を活用し、奈留島の小中高を2カ所に集約して一貫教育を始める予定。過疎化による生徒数の減少で島内に高校がなくなるのを防ぐ狙いもある。古里への愛着を育てるため、伝統芸能など郷土学習の授業も取り入れる。
 このほか、全国で初めて小学校(3~6年生)で農作業の体験など農業の科目を教える福島県喜多方市の特区も認めた。 

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2006年11月14日 (火)

京つどエピソード2「鍵がない!!」完結編

3回目の連載となってしまいました(笑)

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「とりあえず、電話してみまひょか」

JAFの人がいう。情報収集は大事だと思い

「お願いします」

私がいう。

 携帯を取り出し電話で鍵職人さんと話しをするJAFの人。電話の様子から、馴染み人だということがわかる。

「ええ、それでね、遠いところの人やし、ずいぶん困ってらっしゃるんですわ。・・はい。や、大丈夫やと思います。はい。で、どうるかわかりませんけど、一応いくらくらいでやってもらえそうですかね。ええ、鍵の作成の費用なんですけど。・・・はい。長野の方です。はい。・・・わかりました。ほなお願いすることがあったら、また電話します。おおきにありがとうございました。」

電話が終わった。JAFの人は私の方を見て言った。

「1万5千円くらいでやれるっていうてます。ただ、鍵屋さん今、宇治にいやはるんですわ。すぐ飛んできても1時間はかかります。どうしはります?」

 か~1万5千円か~。実家(←京都市内にある。私は京都生まれなのだ)にただで車かりて浪合まで往復しても高速代とガソリン代で1万5千円はゆうにかかる。厳しいとこついてくるな~。しかし、役目柄長時間現場を離れるわけにもいかないし。ここは飲むしかないな。

「はい、お願いします。助かります」

「すんません、後確認なんですが、免許証と車検証見せてください。お宅の車ってことが確認できないと、鍵つくれませんねん」

 またしても難題だ。この車は、私のではない。村から借りている車だ。免許証の名前と車検証の名前は一致しない。その上私たちのところは村の外郭団体であって村そのものではない。私は村の職員ではないのだ。そこらのことを、車検証と免許証、それから名刺に健康保険証を見せて縷々説明した。JAFの人はじっと聞いてくれた。

「・・・そういうわけなんです。ややこしいんですが、おわかりいただけましたか?」

おずおずとたずねる私。犯罪者ではないよ、という主張をしているわけである。今日の人相風体はそれほど悪くないはずだ。髭も剃ってある。

「わかりました。不審な点はない思います。鍵屋さんにもそう伝えときます。いや警察からの指導が結構厳しくてね。不快な思いさせてたらすんません」

JAFの人はそう言ってくれた。よかった。ほっとした。JAFの人がもう一度鍵屋さんに電話をしてくれた。私も電話を借りて直接話しをした。鍵屋さんの口調は穏やかで紳士的だった。怪しい感じはまったくしなかった。そのことにも私はほっとした。

「今、私は宇治にいますねん」

と鍵屋さん。

「すぐにそちらに向かいますけど、どうしても1時間くらいはお待たせすると思います。よろしいでっか」

「はい、待たせてもらいます。宜しくお願いします」

と私。1時間待つということは、私はつどい参加者のこどもたちと京の宵の町を散歩することはできない。しかし背に腹はかえられない。私の班は分割して他の班が面倒見てくれている。時計を見ると、5時45分。ずいぶん時間が経過したように思えたが、まだそんな時間だったのか。

「よかったですね。ほしたら私、これで一旦失礼します」

親切なJAFの人はそう言って帰られた。本当に助かった。私は幾度もJAFの人に頭を下げて見送った。

 1時間も経過せずに、鍵屋さんは来てくれた。鍵屋さんはステップワゴンで駆けつけてくれた。ステップワゴンの後部座席は、鍵屋さんの仕事場になっていた。いろんな機械がおいてある。 

「宜しくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

互いに挨拶を交わした後、早速仕事にかかる鍵屋さん。幾度も車を往復しながら、鍵づくりを進めてくれる。かなり気温は下がってきている。吐く息はもちろん白い。

 わかってはいたが、簡単な仕事ではないようだ。微調整に時間をかかるのか。ステップワゴンの中から機械音が絶えずする。音がとまったかと思うと鍵屋さんが出てきて私の車の鍵穴に入れ、動作確認をし、また車に戻る・・・その動きを繰り返す。

 20分ほど経過したか。

「ちょっと確認してみてください。これでええと思います」

鍵屋さんが1本の鍵を私に渡してくれた。その鍵で、まず運転席のドアのキー操作をする。スムースに開け閉めができた。続いてエンジン。なんのひっかかりもなく、エンジンはかかった。助手席、後部座席、トランクルームとすべての鍵穴に鍵を入れ、どこも問題なく操作できることがわかった。

「大丈夫です。全部OKでした」

「そうですか。ほなよかった」

ああ、ありがたい。これでこの車は機能を取り戻す。

 その後、免許証と車検証を見せ、「キーをつくってもらいました」という証明書にサインをした。免許証と車検証の名前が違うことについては、すでにJAFの人から詳細を聞いていたらしく、「事情はようわかってます」と一言。

 料金は1万5千円ちょうどだった。財布から支払い、一応領収証をもらった。

「遠いところからおいででしたのに、たいへんでしたな」

鍵屋さんはそういってくれた。

「いやあ、本当にお恥ずかしい。おかげでたすかりました」

私は頭を下げた。本当に助かった。

 鍵屋さんが仕事道具を仕舞っておられる間に、私はこどもたちとの待ち合わせに向け出発した。有料駐車場だったので駐車料金がかかるのだが、鍵屋さんの駐車料金も渡してあげた方がよかったのかな、けど請求金額はきっちり払ったからいいよな、などと思いつつ、ゲートを出た。

 こどもたちとの待ち合わせ場所は京都市役所である。趣のある建物だ。集合時間を30分遅らせておいてもらったが、私が到着したのはその20分前だった。

 今日、伏見稲荷の山をハイキングする際、本殿のところでおみくじを引いた。

「凶のち吉」

というあまり見ない内容だった。失せ物、出ず、とあった。わろし出来事あれども、ややあって後、笑う、という記述もあった。まったく今日の私にぴったりと当てはまる。ちょっと背筋が冷たくなった。

 志賀の宿泊予定地まではまだ1時間ほど運転しなければならない。「おやすみ」をいう時に笑っていられるよう、気をつけなければ。そう思いながら、こどもたちが来るのを待った。

(おしまい)

 

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2006年11月13日 (月)

京つどエピソード2「鍵がない!!」続

昨日の続きです。

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 「ロックインですか?よくあるんです。すいません、この書類にサインだけもらえますかね」

JAFの人は愛想良い口調でそう言われた。サインは、ロックインを解除する過程で万が一傷がついても責任はJAFにおわしません、という内容の書類にする。

「いやね、私この作業苦手ですねん」

JAFの人が苦笑いを浮かべながら言う。「苦手ってさ・・・」私は内心不安になる。ともあれサイン。ところが私が書類に住所氏名を書き終えないうちに

「あ、開きました」

はやっ!!   ・・今から思うに、万一のために書類にサインする必要はもちろんあるけど、ドアロックのはずし方やその道具を見せないために、サインを書かせることで視線をそらす効果も期待しているのかもしれない。

 ともあれ車のドアは開いた。中にあるジャンパーを手にとり、ポケットを探る。

鍵はない。

 あれ?もう一度まさぐる。やっぱりない。他にポケットあったっけ?車の小物入れには?あ、ハンドバックか?座席の隙間?そうかそうか、後ろにある箱か・・・・・

 どこにもない。ロックインしちゃってたわけじゃなく、鍵は、私がハイキングの途中で落としてしまったってこと??ええ!!?

「あのー、鍵ないんでっか?」

「はい・・・」

「ポケットの中とか・・・」

「ありません」

「カバンの中とか・・・」

「ありません」

「よく見はりましたか。けっこうあるんですよ、実は持ってたって人」

「・・・ないんです」

「・・・・そうでっか、そりゃお困りですなあ」

あたりはすっかり暗闇だ。暗闇にも重力があるんだとその時知った。風が吹く。ことのほか、寒い。

 人のいいJAFの人は、懐中電灯で車のあちこちを一緒に探してくれた。大人ふたりがかりで15分くらい探した。でも、どこにもない。ああ。

 JAFはこういうとき、何かワザを持っていないのかな、と私は思った。鍵をなくしてしまう運転手って、多くはないと思うけどまったくないわけでもないと思う。そんなときにJAFを頼る人もいそうなものだし、それに対応するための手段をJAFが持っているのは当然じゃないか、などと勝手なことを思う。

 なんで言い出してくれないのかなあ。そうか、自分の車じゃないのに「鍵なくした、JAFさんエンジンかかるようにして」なんて言う悪い人がいてそれに対応してたら、JAFは犯罪に加担することになるよな。・・・でも犯罪じゃなく、普通に困ってる人だっているだろうし・・・でもやっぱ犯罪防止が優先かな。棲みにくくなったよな、日本も。あーやだやだ。・・・でも、思い切って聞いてみるか・・・・。

「あのー、こんな時どうしたらいいんでしょう・・・」

JAFの人はちょっと考えてから言った。

「家に鍵を取りに帰るか・・・」

「うち、長野県なんです。往復9時間くらいかかります・・・」

「うわ、そらたいへん。今日帰られる予定なんですか?」

「いえ、今日は滋賀県に泊まります。そこまでの足にしようと思ってたんです」

JAFの人は親身になって考えてくれている。

「そうでっか・・・。車は他にはなんですか?」

「マイクロバスが1台あります。この車がいよいよダメだったら、知り合いの車を借りるとかレンタカー借りるとかして、なんとか今日のところは滋賀に送り届けることはできると思うんですが」と私。

「そしたら長野に電話して、鍵を速達とか宅急便とかで送ってもらわはったらどうですか?ここの駐車料金なんて安いもんやし(夜間は1時間200円)」

でも、今時計は6時をまわっている。郵便局の速達は浪合からは無理。宅急便もこの時間から翌日ってのはちょっとタイヘンだろう。何よりスタッフは全員こっちに来ていて、浪合で対応してくれる身内の者はいない。知り合いはたくさんいるが、夕方の忙しい時間帯、また団欒の時間帯に迷惑をかけるのも気がひける。

「すいません。ちょっと無理です」

「ですよねえ。うーん。じゃ、お友だちからお車貸してもらって、長野まで往復されたら・・・けど今からじゃたいへんですよね」

「けど、いよいよとなれば、それも覚悟します。ただ、一緒に来てるこどもたちの面倒も見てやらんといけませんし」

私はほとほと困った。それにしてもJAFの人は本当にいい人だ。一緒になって考えてくれている。

「・・・方法がないわけでもないんですわ」

ややあって、JAFの人が言った。

「鍵穴から鍵をつくる専門家がいるんですわ。職人の世界ですけどね」

「ほんとですか?」

私はうれしくなった。なんだそれならそうと、早く言ってくれればいいのに。

「ただね。お金もかかるんです。値段のない仕事というか・・・。」

「どのくらいですか?」

「1万円から・・・場合によって3万円とか」

JAFの人が言う。おいおい、気軽な額じゃないぞ。

(続く)

 

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2006年11月12日 (日)

京つどエピソード2 「鍵がない!!」

 京都のつどい、エピソード2です。今回は私がおこしたドタバタ・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・「鍵がない!!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今年で5回目の京都のつどいは、およそ40名の参加者が6班にわかれ、伏見稲荷でスズメを食べ、鳥居がずっと続く道を歩き、ぐるりと東福寺まで歩いた。時々雨が降る残念な天候の中だったが、なんだかうきうきした気分とともに、私たちは歩いた。私もひと班担当し、おしゃべりを楽しんだり、配布された課題用紙の問題を考えたりしながら歩いた。

 すずめはべらぼうにおいしかったわけじゃないが珍味としてはありだったし、お昼のノリ弁はなぜかいつもよりおいしかった。特に魔法瓶のお湯でつくったお吸い物がおいしかった。四つ辻付近から見る京都の街並みは雨で煙ったように見え、実に情緒的だった。

 清明舎から清滝に向かい、そこでふりかえりをする。沢蟹がたくさんいるところだった。各班ひとつづつ俳句を発表する場面では、その声が緑濃い谷に響き、なんともいい雰囲気だった。

 そこから東福寺まではもう一息。東福寺に到着すると、トイレ休憩をしてから三門(東福寺は山門ではなく、三門と表記する)に登った。これは計画になかったことだが、特別開放していたので(その上小学生無料!!)このチャンスを逃してはいけないと判断、みんなに登ってもらった。

 締めくくりのレクリエーション、記念写真と続き、そこで京都のこどもたちとのお別れ会をする。全員で握手をし、「さようなら」。京都のこどもたちは幾度も振り返りながら手を振り、別れを名残惜しそうに歩いていってくれた。

 私は全員に号令をかけた。「買い物班に組み替えてください」

 ハイキング班は男女混合・縦割り班だが、買い物班は嗜好の違いもあるだろうと考え、中学生は男女別、小学生も学年を配慮した構成とした。

 これからの予定を全体に話した。京阪電車に乗って四条にいくこと、私の班だけ車を付近にとめた関係で車で移動すること、集合場所は京都市役所ということなどを話した。

 こどもたちに話ながら、ズボンのポケットをいじっていた私はちょっといやな感じがした。車の鍵がない。上着のポケットも探ってみたが、ない。ザックにはいっているのだろうと思い、話終わってからザックを広げてみたが、やっぱりない。

 一緒の車に乗っていたスタッフに尋ねてみたが、「わからない」という返事。どういうこと?

 ズボンのポケットにも上着のポケットにも穴はあいていない。携帯電話とかキャラメルとかボールペンとか、鍵以外のものはちゃんと入っている。もう一度ザックをあける。モノを全部出してひとつずつ確認してみる。やっぱりない。

 もしかして、車にロックインしちゃった??

 この間、こどもたちはずっと待っている。これ以上待たせたくない。ロックインしたならJAFにお願いすればすぐなんとかなるだろう。ただ、JAFが車にくるまでの待ち時間などを考えると、こどもも一緒に行動させるのは良くないと判断、私の担当する班の子を別の班のスタッフに一時預かってもらうことにし、車をとめた駐車場に私ひとりで急行した。

 車は駐車場に鎮座していた。念のため車周辺をチェックしてみる。鍵は落ちていない。車の鍵は当然閉まったまま。窓も閉まっている。運転席や助手席をのぞいてみるが、見えるところに鍵はない。ハンドバックか、車を降りるときに着替えた上着のポケットにでも入っているのだろうか。私はJAFに連絡した。JAFの会員を継続しててよかった、と思った。

 女性の係の方が対応してくださり、こちらの状況と住所を伝えた。もよりのサービスマンがくるまで30分程度かかる、と教えてくれた。落ち着いた声で、ゆっくり話してくれるので、こちらの気分もいくらか落ち着く。

 私は私の班を託したスタッフに連絡、遺憾ながら私の班の子を分解し、別の班に1~2人ずつ振り分けるようお願いした。買い物班にはつい先ほど分かれたところなので、分解するなら早いほうがダメージが少ないだろうと判断した。こどもたちには申し訳ないが、しかし楽しい時間を持ち時間で侵食してしまうのはよくない。しかししかし、残念だったなあ。私も京の宵の町をこどもたちと歩きたかった・・・。

 そうこうしているうち、JAFが来てくれた。あたりはすっかり暗くなっていたが、例のJAF車がたいそう頼もしく見えた。

 だが、すぐには問題解決しなかった・・・。

(つづく) 

 

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2006年11月11日 (土)

京つどエピソード1 「熱がある!!」

 今日から1泊2日の日程で、秋恒例の「京都のつどい」を行います。3年生以上の浪合地区(およびその周辺)の児童生徒といっしょに京都へ行き、京都のこどもたちと交流しながら自然体験する、といった主旨の事業です。

 どんな様子だったかは、センターわくわく日記の方をご覧ください。当ブログでは、公式日記には書かない(書けない??)別のエピソードを書きたいと思います。

 第1回目の今日は、「京つどエピソード1 『熱がある!』」です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下、「熱がある!!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こうしたお出かけ行事の際、我々が最も警戒するのはこどもの忘れ物とコンディション不良である。忘れ物の方はいくらでも防ぐことができるし、正直いって忘れ物が多少あってもなんとかなることは多い。しかしコンディション不良はまずい。連れて行くことができなくなる。しかし、イベントの前にこどもが体調を崩すことは珍しくない。いつも元気なのに、なんで今?ってことは、私の経験の中でもちょくちょくある。

 今回、コンディションを崩してしまったのはQ。

 いつも薄着で颯爽としているQ。無理しているわけではなさそうなのだが、しかしここのところの寒さはかなり厳しいものがあり、鼻水をたらしている姿をみかけては「あったかい格好しなさい」なんていい続けてきた。あったかい格好をしてもらうために、Qくんの好きなサッカー系のピステやトレーナーを買ってきたりして、Qくんがなるべく着たくなるような上着を用意した。

 明日が京つど、という日、Q、38度を越える熱を出す。急いでお医者に行き、薬を処方してもらう。

 Qはよく高熱を出したものだ。しかし近頃はとんとご無沙汰だった。それが京つどが明日に迫った日に、ひさしぶりに熱を出してしまった。Qは以前もこんなタイミングで熱を出し、遠足をひとつフイにしている。

「またか」

いやな予感がQの、そして私達の頭にもよぎる。

 ともかく、熱。処方していただいた薬を飲んで効いてくると熱は下がるが、それでも37度台中盤。Qはいつもの薄着を反省、たっぷりのあたたかい服を着てふとんのなかで横になっている。熱以外に問題はないので、とにかく熱をさまそうといろいろ試みる。

 後頭部には氷枕、額には冷ピタシート、両脇に冷たい水の入ったペットボトル。それからたっぷりの水を飲み、たっぷりオシッコをする。定期的に検温するのだが、しかし薬がきれるころになると、熱は容赦なく上がりだす。

 幸い食事はもりもり食べられる。体力は失われていない。熱さえ下がれば、なんとかなる・・・。とにかく回復に努める。Qはきっと、まんじりともできず夜を過ごしたに違いない。

 当日朝。起床は4時半。外は嵐。ここ数日穏やかな晴れの日が続いていただけに、なんだか不気味。雨音に雷鳴がまじり、時折走る稲光にみなドキリとする。

 起床後すぐ、Qの体温測定。結果は残念ながら37.4度。下がりはしたが、しかしこれじゃつれていくことはできない。
 でも。以前遠足に風邪で参加することができなかったQだ。また同じような目にあわせるのはかわいそう。出発直前にもう一度検温し、その時の数字でジャッジしよう、ということにし、不安を抱えたままではあるがQに荷物をまとめさせる。

 そして出発直前(15分前)の検温。私が差し出した体温計を、祈るような面持ちで受け取るQ。左脇にさし込み天を仰ぎながら検温終了を待ちつ。
 なんとも長い90秒。まわりの子ども達も、その様子をじっと見ている。

  ピピピピ。

 検温終了を告げる音が大広間に響く。

 大急ぎで体温計を取り出し、液晶表示を見入るQ。そして、硬い表情をかえないままそれを私に渡す。液晶には
「36.9」
の文字が。37度以上なら問答無用でアウトにしよう、そう考えていた私だったが、Qが取り出した体温計の文字は、36.9だった。わずか0.1だが、その0.1が行けるか行けないかを分けた。

「行こう」
私がいう。
「うん」
Qがいう。

 ぎりぎりセーフ。ぎりぎりだ。

 ちょっと乱暴だったかもしれないが、私はQを連れて行きたかったし、Qも行きたいと願ってた。それを可能にするぎりぎりの数字を見たときのQは、さぞかしうれしかったろう。かく言う私も、ものすごくうれしかった。

 36.9 という数字を浮かべた体温計を大広間の台の上においたまま、私たちは外で待つバスに向かった。                                                                                                                                                                                                                       

 連れて行ってはみたものの、しかし熱の様子によってはハイキングはやめておくとか、宵の散策は我慢させるとか、いろいろ考えた。しかし1時間後の検温で、Qは36.6を出した。顔色もいいし、よくしゃべる。これならOKと胸をなでおろした私。

 以後はずっと元気でいてくれたQ。よかったよかった。

 それにしても同じタイミングで2回目とは。3回目がないことを切に祈る。めぐり合わせの強さも、たくましさのひとつだぞ。

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2006年11月10日 (金)

治部坂高原スキー場さんに・・・

 浪合にある治部坂高原スキー場さんに、「レンタルスキーで使用していた古い板を処分するから、欲しいサイズ持って言ってよ」、なんてありがたいお言葉をいただき、さっそくチャヅヲくんと行ってきました。

 センター園生は14名いて、スキーを持っている子もいれば持っていない子もいます。またこどもは成長するので、前使っていた道具が今年も使えるとは限りません。なのでセンターにスキー板のストックがあると、たいへん助かります。ですから治部坂高原スキー場さんのご厚意はものすごくうれしかったです。

 90センチの板から140センチの板まで、4サイズおよそ12本程度の板を頂戴しました。どれも去年まで現役だったもので、レンタルスキー入れ替えで処分するだけの理由でしたから痛みのひどいものではありません。その中から程度のいいものを選ばせていただいたので、安心して使えるレベルのものばかりです。もちろん、カービングです。今までのセンター板は、カービングはほとんどありませんでした。ですからおかげさまで、センターのスキー板事情はとっても良くなりました。治部坂高原スキー場さんに、心から感謝です。

 こうして気にかけてくださることが、とにかくうれしいなあと思います。

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2006年11月 9日 (木)

晩秋はいいねえ。

 私は秋が大好きです。紅葉もいいですが、紅葉がおわりになってから雪が降るまでの晩秋も好きです。空気がいいんです。暖房が効いたところから外に出ると、とたんに身体が浄化されるような、そんな空気が好きなんです。

 浪合の紅葉は、先日の木枯らしでずいぶん散りました。そしてここのことろ、夜はぐんと冷えています。大川入山が白くなるのも、もうまじかかもしれません。

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2006年11月 8日 (水)

履修問題と大学受験

まず、私は世界史が好きなので、高校で世界史を勉強しないのはもったいないという立場である。私の兄貴のすすめで履修した世界史だが、世界史担当の先生の授業における語り口が抜群で、いまだに耳について離れない。

それにしても、自殺者まで出しているこの問題。自殺された方の冥福を心からお祈りすると同時に、今後このような問題が起きないよう、しくみを見直す必要がある。

受験で不必要な科目は勉強したくない、ってのは人情だし論理的である。不必要な勉強に70時間以上もかけさせたくない、という高校の考え方ももっともだ。だからこの問題は、

1.大学入試で世界史を必須もしくは選択科目として入れるか

2.高校のカリキュラムで世界史を選択科目のひとつにするか

の大凡どちらかしか合理的解決方法はないように思う。

ボーダレスな世の中を生きる若い人たちには世界史をぜひ勉強して欲しいと思うし、文部科学省もそうした願いから世界史を必須科目にしたのだろうが、しかし受験科目に世界史がない以上、履修させても学生にとっては「勉強に身が入らないよな」、というのが本当のところだろう。ほぼ全受験で必須となる英語とはもちろん、必須であることが多い国語や数学との違いはデカイ。

受験の現状がこのままなら、現実的には高校のカリキュラムをかえるべきだろう。しかし、それでは知識の偏りがひどくなる。いわゆる教養ない社会人がますます増えるではないか。教養のなさが分別のなさ、品性のなさにつながり、他者や異文化への無理解や差別という態度の温床になることは自明といっていいだろう。

じゃどうすればいいかっていうと、大学入試のあり方を変えるってことだ。毎日新聞にこんあのがあった。

以下引用。

<履修不足>センター試験全教科の義務化検討 文科相が考え

 伊吹文明文部科学相は8日、高校の履修単位不足問題に関連し、全ての国公立大と私大の8割が利用する大学入試センター試験について「高校の必修科目すべてで一定以上の点数があるかどうか確認するために使うべきだ」と述べ、6教科(国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語)すべての受験義務化を検討する考えを示した。衆院文部科学委員会で、自民党の馳浩国対副委員長の質問に答えた。
 伊吹氏は「センター試験で、世界史と日本史が同時間に行われている」と指摘し、試験科目の設定が高校生の「日本史離れ」を招いているとの見方を示した。さらに「高校は予備校ではない。(習熟度の判断を)校長の認定する卒業証書だけに任せておくのは考えなければいけない」と強調。すでに
6教科すべての受験義務化を検討するよう省内に指示したことを明らかにした。
 6教科は、いずれも学習指導要領で高校の必修教科だが、センター試験で受験生にどの教科の受験を課すかは、各大学や学部の判断に任されている。来年1月に実施される07年度試験は、4年制大学で全国公立大157校と私大の8割に当たる450校が利用。6教科全てを課しているのは83校にとどまる。【竹島一登】 (毎日新聞) 11月8日14時19分更新

・・・だそうだ。なお、途中の赤字は、その部分を強調するために私がした。

私はこの考え方は支持できる。私はセンター試験が共通一次試験といわれていたころ受験生だったが、5教科7科目を勉強した。英語、数学、国語、社会(現代社会と世界史、日本史、地理、倫理・政経から1科目)、理科(理科1と生物、地学、科学、物理から1科目)だ。で2次試験ではさらに2~3科目の試験を受験。私の場合は国語と小論文だったように記憶している。

共通一次は高校での学習がどの程度定着しているかを見る試験なので、確かに範囲は広範ではあるが、しかしものすごい難題が出るわけでもなく、きちんと準備していれば(つまり高校での学習に真摯に取り組んでいれば)6割5分はとれる、という代物だった。もちろん東大、京大レベルを目指す人たちは9割5分以上を狙い、実際獲得していたようだが、普段の試験でもまあそんなものだろう。勉強はするにはしたが(いやあまり成績がよくない私はめちゃくちゃした)、ハイレベルな問題へのチャレンジではなく、教科書に書いてある内容から出題されるという点に、なんとなく安心感があったものだ。

広く浅い(といっても高校レベルの深さは必要だが)知識は大事だ。その最たるものが生活体験だ。対極にあるのが指先と視覚だけで操作可能なゲームだろう。試験が点取りゲームとなって久しい。試験は点取りゲームであるに違いないが、しかし意味深い点取りゲームであって欲しい。優秀な社会人を育成するための大学は、その入り口もそれべしの選別をすべきだと思うのだが。

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2006年11月 7日 (火)

雪か雪でないか。

今日も嵐のような風が吹いたかと思えば、雹(ひょう)だか霰(あられ)だかがバババババと降った。吹き溜まりのようなところにはそれらがたまって白くなった。

これが山村留学生やスタッフの中で話題になった。いわく「雪が降った!」「いやちがう、あれはアラレだ。」「いやヒョウだ。」というわけである。

山村留学生は雪を待ち望んでいるから、雪であって欲しいと願う。なので「○○さんが雪だって言ってた」「○○峠では積もっていたらしい。○○さんが見たって」と主張してやまない。ふだんそんなに強く主張することのない子もこだわりを見せるからおもしろい。

その場は「まあ雪が降った、ということにしておこうや」という私の安易な提案でおさまった。(本当に静かになったからちょっと驚いた。こどもたちは早い時期に初雪が降ったことを目撃したという満足感が欲しかったのだろうか) 私がそんな提案をした理由は、ヒョウとアラレと雪の区別や、「初雪」や「積雪」といった気象用語の定義について、私自身があいまいだったことが原因だ。その場で調べるのが私流だが、その時間帯はいろいろと動きがあって調べ学習をするにはタイミングは悪かった。

で、さっき調べた。

雹(ヒョウ)・・・雲の中で雪に微細な氷がはりついて落ちてくるもの。直径5ミリ以上。大きいのはゴルフボール大、また野球ボール大にまでなるものもあるとか。

霰(アラレ)・・・同上のしくみで落ちてくるもの。直系5ミリ未満。ヒョウのこどもと考えてOK。発生の仕方はヒョウと同じ。詳しくは ここ 。

ちなみに霙(ミゾレ)・・・雨と雪が混ざったもの。

積雪・・・降り積もった雪。気象観測では、観測所の周囲の地面の2分の1以上が雪でおおわれた状態をいう。

初雪・・・冬になって(夏以降<その年の最高気温が確認できた以降>)はじめて降る雪のこと。

ということで、これらのことを総合して判断すると、今日のは残念ながら初雪ではなく、やっぱアラレかヒョウってところ。大きさは微妙なだった。吹き溜まりくらいしか白くなっていないから、積雪もまだ。おっと、雪じゃないんだから積雪というのはおかしいか。

そうそう、昨日今日の嵐のような風は、この大気の状態が不安定になる時期に特有の「木枯らし」ってやつ。確かに、強い風に吹かれて木々の葉っぱがぐんと減った気がする。雷まで伴うなんて、なかなか派手な木枯らしだ。

今日の気候現象は「強烈なアラレまじりの木枯らし」だったということで・・・。

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2006年11月 6日 (月)

権利と義務

 私は仕事をしていて思うことがある。

権利としての仕事と、義務としての仕事がある、と。

おおよそは義務としての仕事だが、義務を遂行してなおその上に、権利としての仕事がある。ような気がする。(ここは間違えてはいけない。義務を遂行しないときに権利としての仕事をする権利はない。)

 完投能力のある投手が好投しながらゲーム終盤で崩れてしまうのは彼の権利の行使である。しかし序盤で崩れてしまうのは義務の不履行である。

 カメラマンが被写体をキレイに撮影するのは彼の義務だが、それを芸術にまで昇華するのは才能ある者のみが持つ権利と言っていいだろう。

 わくわくする仕事は義務の範疇にはなかなかないかもしれない。しかしわくわくする仕事をするためには義務としての仕事はクリアしていなければならない。

 わくわく・・・というかドキドキしなきゃいけない義務的仕事もあろうが、それは権利としての仕事のわくわく感とはまったく似て非なるものと言っていいだろう。

 義務的仕事は、こういっちゃなんだが見ていてつまらない。権利としての仕事を謳歌している者の働きや成果物は、見ているこちらもわくわくする。

 ・・・まあ、今日のはただの落書きってことで。

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2006年11月 5日 (日)

ダッチで焼き芋

 今日は「ちびっこ森のつどい」の日。メイン活動は午後の焼き芋。落ち葉をたくさんひろってもらい、その落ち葉で焼き芋もよかったのですが、なんといっても50人ほどの焼き芋を同時に作らなければならないので、さすがに無理。だって、火が大きくなりすぎてしまいますからね。

 で、登場したのがダッチオーブン。

1.よく水洗いしたサツマイモを2段にして入れます。太いサツマイモは輪切りにして火の通りをよくしておきます。

2.火はあらかじめ起こしておき、オキをしっかりつくります。今回は12インチのダッチオーブンを3つ使いますのでオキもたくさん必要です。

3.オキの中にサツマイモをいれたダッチオーブンを入れます。蓋の上にもしっかりオキを乗せます。この状態で20分ほど。(火加減により調節してください)

4.ダッチオーブンをオキから取り出して中身を確認します。底に接触しているイモと天蓋に近いイモの部分にはしっかり火が通っていますが、その反対側の部分は火の通りは不十分です。ですからトングなどを使ってひっくり返します。(火の通りがよくない方を、底や天蓋に向けます)

5.地面にダッチオーブンを置いたまま天蓋にオキを乗せ、10分。そのオキをおろし、今度は底がオキにつくように焚き火の中にオーブンを置いて5分。今回はこれで完成としました。火加減により時間は調節してくださいね。

6.とろとろの焼き芋の出来上がり。ホイルも濡れ新聞紙もいらないので支度は楽チンです。ダッチオーブンなので50人前でも場所はとらないし、一気に同時にできるし。ダッチオーブンを使って大正解でした!

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2006年11月 4日 (土)

大根いっぱい

 今日も秋晴れのいい天気。

午前中にセンターでは秋野菜の収穫をしました。大根がいっぱいとれました。最終ピーマンもカゴいっぱいとれました。畑にはまだキャベツ、白菜、水菜、ブロッコリー、小松菜、サトイモがありますが、だいぶ寂しくなってきました。

 畑ももうすぐおしまいです。

 朝は霜がおりていました。

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2006年11月 3日 (金)

早朝サッカー(笑)

 今夜だんどり(明日の予定の確認などをする全体ミーティング)で、明日の朝、全員で(!)グランドに行ってサッカーをすることになりました。ものすごいノリです(笑)

 スタッフも行くので、10人対10人というゲームができます。ただし審判はいませんが。

 朝7時に起きて、8時半までサッカーをし、センターに戻って朝づくり、朝食という動きです。その後、週末掃除、農作業をして後はフリー、という動きです。

 ちなみにチームはナビスコカップ決勝に影響をうけ、鹿島(紫ビブ)対千葉(黄色ビブ)ということで・・・

○鹿島あんとらーず

GK くずてつ

DF ひろ ハム まあちゃん

MF コテツ おしん タグ その

FW ジョニー ホリ

○じぇふ千葉

GK もりと

DF みほ はーちん ゆい

MF サン あっくん マリオ しんぺ

FW カイト イノ 

 サッカーして、掃除して、農作業。夕方はもちろん勉強タイムあり。

いいですね。(←自画自賛)

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2006年11月 2日 (木)

オレ様化する子どもたち

 「オレ様化する子どもたち」、私はとっても興味深く読んでいます。これはお勧めです。かつて「別冊宝島」で現代思想だの教育論だの読んだ人は相当おもしろがって読めると思います。

オレ様化する子どもたちは1980年代の高校で登場したそうです。ってことはさ、今の親はオレ様化した子どもたちが成長して親になったってことなんですね・・・。

オレ様化した子どもたちは、消費社会の子どもたちって捉えで提示されています。

この本のレビューはいずれきちんと書いてみたいと思います。

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2006年11月 1日 (水)

浪合文化祭の準備して思ったこと

 今日は浪合文化祭の準備の日。午前中は公民館の係として展示スペースの作成をしました。途中どうしても学校へ打ち合わせに行かなければならなかったので、家内を身代わりに提供し(笑)、1時間ほど抜けました。打ち合わせが終わると公民館に戻り、作業を続けました。終わったのは12時過ぎ。

 それからすぐにセンターに行き、お昼ご飯を食べながらまた打ち合わせ。(一応、今日、私はお休みです) 13時にまた公民館に戻り、今度はカメラクラブの作品展示をしなければならなかったので、忙しい昼食でした。

 午後は予定通りカメラクラブの作品展示を行い、夕方は写真撮影。eos-3でベルビア100で撮影です。PLフィルターをくるくる回しながら撮影を楽しみました。やっぱフィルムはいいですね。撮影するときの緊張感が心地よいです。ていうか、本当にエクスタシーに近いものがあります。私、呼吸していないときもあります(笑)

・・・今日文化祭に出展した作品は、ジツは気に入っていません。地味でつまらん。そしてセンス的にぬるい。デジカメで撮影してると気分はぬるいかもしれません。だって呼吸してるし、エクスタシー的快感なんて撮影時にはないもの。 

・・・・・・・道具のせいにしちゃ、いけませんかね。

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