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2006年6月 2日 (金)

彼の愛したアレモン

 今日、京都パープルサンガのFW,アレモン選手が、DFリカルド選手とともに登録抹消になる見込みだというニュースを目にした。予想の範囲内のことだったが、しかし切ない。

 リカルド選手は鹿島アントラーズを皮切りに、ベガルタ仙台、サンフレッチェ広島に所属、仙台と広島をJ1に昇格させたことから昇格請負人と呼ばれていた。サンガに来てくれてからも、魔法のようなボール奪取力でたびたび観客を沸かせていた。PK担当でもあり、彼のPKは本当に百発百中だった。もちろんサンガのJ1昇格にも貢献し、今年もほぼ全ての試合に出場していた。しかしJ1では確かに、去年ほどの冴えは見られなかった。CBから右サイドバックにコンバートされ、それでも懸命に右サイドを往復していた。しかし、毎試合失点を繰り返してきた守備陣である。リカルドは助っ人として数少ない外人枠を使って入っている選手だけに、こうした状況だと、クビは切られやすい。

 それと、アレモン。助っ人FWとしてベンチとピッチを行ったりきたりでここまでわずか2得点じゃ、やはり戦力外通告ということになろう。しかし彼は若干22歳の若者だ。22歳だ。彼の母国(ブラジル)ではどうだか知らないが、まだ子供だ。異国で戦力外通告なんて、厳しい話じゃないか。

 アレモンは興奮しやすい奴だった。納得できないジャッジには猛烈な勢いでレフェリーに異議を申し立てていた。右足で強引にねじ込むシュートが多く、その割にゴール前左に流れることが多かったので、彼のシュートはよく外れた。また比較的長身の割りにポストプレイが、もっというとヘディングが苦手で、彼が高さで競り勝ったのを見たことがない。

 でも。パウリーニョとのコンビネーションは抜群だった。1+1が3にも4にもなる、いい見本だった。そして何より、ラテン系の明るい性格に多くの人がひかれた。ゴールを決めた後のパフォーマンスも楽しかった。そんな彼は西京極で人気者だったし、ここ浪合の山村留学生の中にも、アレモンのファンがいた。もちろん私がビデオか何かで彼のプレーやパフォーマンスを紹介したのだが(笑)

 彼とは一度、西京極に行ってサンガのゲームを見た。第4クールの横浜FC戦だ。そこで生アレモンを彼は見た。アレモンはゴールこそなかったものの、美尾の得点のアシストした。私たちがいた席の反対側でのプレーだったから、イマイチはっきり見えなかったが、しかし彼はますますアレモンのことが好きになってしまったらしい。

 そんなアレモンと、もう京都パープルサンガというチームではあえない。アレモンファンの子に、どうやってそのことを伝えようか。

 幸い、アレモンもリカルドも、J2のチームが欲しがっていて、国内の移籍ですみそうだという話を聞いた。J2なら、全試合スカパーで放送してくれる。ということは、愛すべきアレモンも、またリカルドも、別のチームのユニフォームで活躍する姿を、ブラウン管の中で見ることができるということだろう。

 そうと信じたい。

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