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2006年5月20日 (土)

中津川カップ

 siが所属するアザリー飯田は、今日と明日、中津川カップという大会に出場します。私は今日、siとチームのこどもたちを乗せて、中津川陸上競技場(兼球技場)に行ってきました。中津川カップは長野県、岐阜県、愛知県から16のクラブチームが出場です。U-11ということですから5年生の大会と言っていいのかな。私は夜からの勤務だったので、自ら運転手をかって出たというわけです。

 天気は晴れあり、曇りあり、豪雨ありのなんでもあり。

 今日は予選リーグで、16チームが4チームづつの4つのグループに分かれ、総当りのリーグ戦(3試合)を行います。アザリーはAグループ。

 初戦、siはなんとセンターバックで出場。スタンドで観戦していた私に向かって、「とうちゃん、オレ、センターバックだってぇ」と戸惑ったような笑顔で声を張り上げました。私も意外だったのですが「しっかり守れ~」と返しておきました。

 試合は、0-6の大敗。相手は、まず大きかった。同じ5年とは思えなかった。ショルダーチャージしてもはじきとばされるくらい、フィジカルの差は歴然。siも自分のミッションを遂行しようとがんばりますが、止められません。というかですね、マークのつき方が悪いって感じ。プレッシャーをかける、とか、前をきる、とか、そんな動きが、できないわけじゃないけど、ちょっと遅くなる。センターバックの動きが遅くなると、相手のシュートチャンスは当たり前のごとく増える。シュートを打たれれば、得点を奪われる確率が出てくる。アザリーにはGK専門の選手がいないので、なおさらです。(GKは試合前に決めています)

 試合は15分ハーフの前後半戦。前半終わって大量リードされてる時点で、siは交代か、さもなくばポジションチェンジかな、と思ったのですが、そのいずれでもなく、そのままセンターバックで後半も出場を続けました。我が子の出場を見られるのはうれしいですが、しかし6失点とは。とほほです。

Photo_5

 次のゲーム、siは前半お休み。後半は得意とする左サイドハーフで出場します。まだ遠慮がちって感じはするものの、でもドリブル突破を試みるsi。それにしても、パスを出す、パスをもらうために動く、という意識がイマイチ低い今日のアザリー。ボールを動かすどころか、ボールがあるところに向かって人が動く(ボールに集まる)と状況が多発。せっかくボールをポゼッションしてもパスコースがなく(だって多くの人がボールに群がっているから)、苦し紛れに蹴ったボールを敵にひろわれ攻撃される、というパターンが続々現れます。ボールを奪えたら、とりあえずドリブルで中央突破。それを幾度も繰り返します。相手も後半はその動きを読んでいますから、守備としては楽なもんでしょう。ピッチをワイドに使うという発想を、この試合のアザリーは持てないでいました。siも左サイドで手を挙げ「こっち!」とか「お-い」とか言っていますが、その声は小さい。手だってもっとロコツにあげなきゃ。だから当然、パスが出てくることは稀。そもそも、「パスを出す、パスを受ける」という文化が、チームの中にまだ成熟していないような気がします。小学生サッカーだから、なんていってちゃいけない。だって、今回集まった16チームの中には、それが高いレベルでできているチームだってあるのですから。

 暗澹たる気持ちで、昼食(笑)。 この時間、物凄い雨が降っていました。そんな中、ピッチの上では別のチームがゲームをしています。大人用のピッチを半分にわけ、ふたつのピッチでゲームが行われているのですが、私たちの目の前のピッチでゲームをしている緑のユニフォームのチームがとってもうまい。左サイドが幾度も相手陣内深くに侵入、そこからゴール前にクロス、走りこむセンターフォワードがゴールゲット!というパターンを繰り返し成功させます。相手がサイドに人を集めると見るや、今度は左サイドの選手は中に切れ込んで自らシュートを放ちます。守備ラインだって統率されています。ラインを高くあげ、相手の攻撃を幾度もオフサイドの網にかけます。またボールを奪うとすばやく周囲を確認、チームの仲間もフリーになれる場所を確保し、ボールを呼びます。バックの選手はもっとも有利と思われるところへボールを送って攻撃開始。・・・強い。たぶんその勝負は、10-0くらいの差がついて終わったと思います。U-11でもそこまでできるんだ、と本当に感心しました。おそらく、このチームはポジションをきちんと固定し、繰り返し繰り返し練習して、それぞれの役割を遂行するスキルの向上をはかり、周囲とのコンビネーションを形成し、守備と攻撃の精度を高めてきたのでしょう。シンプルにパスがつながるサッカーは、簡単なようでレベルはとても高いもの。チームに共通した意識と意識を具現化させるスキルがないとできません。(これはどのスポーツについても同じですよね。それどころか、いろんなグループについてもそれはいえます。もちろん、教室や山村留学でも同じでしょう。)

 siとそのゲームを見ながら、いろいろ話をしたのですが、siは「あの子のクロスの上げ方がうまい」とか「あのフェイントがすごい」とか、個々のスキルに目を奪われがちでした。しかし私が「チームの共通意識」と「それを具現化するためのプレー」という観点で目の前のゲームを解説してやると、なるほどとわかったようです。「チームのための成功の確率が一番高いプレーをしよう」「そのドリブルに、そのパスに、どんな意味があるのか」「ボールを持っていないときの動きは、チャンスを創出する動きになってるか。ピンチを防ぐ動きになってるか」そんな話です。

 ・・・さて、今日のみっつめの試合。対戦相手は付知FC。

 アザリーはゲームの前にパス練習に時間をかけ、ゲームにのぞみました。siは左SHで先発出場。しかし、付け焼刃(失礼)の練習は、いざピッチに立ってみてもすぐに役には立ちません。ボールを持ったときのファーストチョイスはどんなシチュエーションでもまずドリブル。このゲームも旗色は悪いかな?と思っているうち、ボールがこぼれてsiにわたります。siはスペースがあった左サイドをドリブル突破。深いところまで侵入してふたりに囲まれますが、負けずにクロスをゴール前にあげます。でもフォワードの位置とあわず、得点にはなりませんでした。惜しい!siはこれで手ごたえを掴んだか、左サイド制圧にかかります。二度目は相手からボールを奪ったsiがそのままドリブルを開始(パスの頭はなし(笑))、今度は途中から中に切れ込み、DFを1枚かわしてシュート。それがファーに決まって先制です。アザリー、予選リーグ初の先制。

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 siは前半もう一度シュートを放ちますが、それは枠を捉えきれませんでした。一対一、これをはずしちゃいけねえよ・・・。ともあれ惜しかったです。しかし、クロスを上げる、という選択は頭から消えたようで、それが私には不満。マークがsiに集まっている分、ゴール前はすかすかだったんですが。クロスもあるぞ、シュートもある、ドリブル突破もまだあるかもって相手に考えさせれば、もうこっちのものなのですが。

 前半はフォワードの子が中央突破からもう1点とって2-0で終了。後半もsiは引き続き左SHで出場します。ハーフタイム時にパスについてさらにコーチから指示が出たか、後半はパスの出しどころを探す選手の動きが多くなってきました。でももっとボールを呼ぼう。声を出そう。

 siは後半もきれきれで左サイドは完全制圧、相手は人数をかけてきますが止められません。そのお陰で右サイドが動きやすくなり、ゲームは俄然アザリーペース。siはドリブル突破から左足でファーに突き刺し2点目、その3分後にはPAの中で相手DFからボールを奪って右足でシュート、これも決まって3点目、ハットトリック完成です。湧き上がるアザリーベンチ。siはこれでお役ごめんで交代、ベンチに下がります。

Konakikku ゲームはその後もアザリーが攻め続け、6-0で終了。予選リーグ初勝利です。これで勝ち点3をゲット、どうにか3位を獲得できました。けど3位では上位トーナメントには行けず、明日は下位トーナメントでの戦いになります。しかし今日のゲームからさらにパスの意識が強まれば、それほど悪い結果にはならないんじゃないかな、と思いました。でもそのためにはもっと声を出してゲーム中もコミュニケーションしてほしいところです。

 一日こどものスポーツ観戦につきあったのは初めてです。私が野球少年だったころ、親が私のチームの応援に来てくれたことは、たぶん2試合くらいしかなかったと思いますが、そのことは今でも覚えています。1試合は敵ピッチャーが物凄く、惨憺たる有様だったのですが、もう1試合はライトオーバーの二塁打を打てて嬉しかったです。siも、そんな思いでいるのでしょうか。

 ともあれ、明日のトーナメント、順位がひとつでも上になれるよう、がんばってほしいものです。明日はmがテニス大会に行きます。でもまだ駆け出しなので、出場はありませんがね。

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