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2005年5月10日 (火)

こどもとゆく自転車ツーリングキャンプ、そのイロハ

 

(1)自転車について
 自転車はマウンテンバイクタイプのものがよい。当然、操縦者にあったものを。サドルにまたがった時、両足の指が地面につく程度が適当。空気圧、ブレーキ、ギアの調整は必須。コースによってはサス付きが良いが、舗装路メインなら必須といわない。

(2)服装
 ヘルメットは当然。ひじ、ひざのガーターがあればそれにこしたことはないが、転倒時に皮膚を守るためにも長袖長ズボンはあった方がよい。特に下りは着用しよう。薄手のもので良い。あるとないで事故時のダメージがぜんぜん違う。平坦路、登り路では短パン、Tシャツ。速乾素材のものがいいに決まっているが、木綿でも悪くない。

(3)靴
 運動靴でいいのだが、紐靴の場合は紐の長さを確認のこと。長いとチェーンにかまれてしまうことがある。また紐をきちんと結べない子の場合はマジックテープのものがよい。が、靴紐くらい、遅くとも3年生までには結べるようにしておきたい。

(4)走行距離
 高低差との関連で考える必要があるが、平地がほとんどの場合、5年生以上ならば1日50~60キロはいける。4年生以下がメンバーにいるのならば、人数に対する自転車の数を減らし、交代で休憩させながら走行すると良い。休憩者は伴走車に乗せる。
 峠越えなど登りが多い場合は、その勾配にもよるが、時速2~3キロ程度と想定して計画をたてると良い。

(5)走行方法
 先頭と後尾に伴走車を用意し、一列縦隊での走行が基本。縦隊の中に指導者の自転車も入っていたい。先頭、中盤、後尾に1台づつあると心強い。
 平地では2~3キロごと、登り坂、下り坂では1キロ(場合によっては500メートルごとなど)ごとに小休止をするとよい。この小休止の目的は隊列を整えることにあるので、休憩時間をとる必要はない。低学年の子の操縦者交代がある場合は、この小休止中に行う。
 1時間程度走行したら休憩をとる。10分程度が適当。
 「あとどれくらいでつく?」の質問には、なるべく正確に答えられるようにしておく。そのためにも下見は必須であり、総合距離、区間距離を正確に知っておく必要がある。

(6)荷物
 宿泊を伴う場合は、宿泊に必要な寝袋、テント、食材、調理器具などは伴走車に詰め込む。こどもたちにはリュックを背負わせ、水が入った水筒、雨具、タオル、ティッシュ、移動食などを入れておくとよい。
 また車には水タンクを入れ、水筒の中身がなくなった場合でも給水ができるようにしておきたい。

(7)下見
 必ず全コースの下見をしておくこと。できれば自転車で行くと良いがその時間が確保できない場合は車でも良い。ただし登り、くだりがある場合、その勾配を体で感じるため、車からおりて歩いてみるなどの工夫をしておく必要がある。デジタルカメラなどで写真をとっておくとコース説明をこどもたちにする際に有効。
 道路工事情報などを役場に確認することや救急医療の場所を確認することも忘れてはならない。
 またコース中の携帯電話の電波状況も把握しておきたい。

(8)コース説明
 事前に必ず行いたい。こどもたちに分かりやすい資料をつくり、映像などもまじえながら説明する。数字を交え、例を示し、具体的にわたるような説明を心がける。
>「駅前の坂くらいののぼり道が5キロ続きます」など。

(9)指導者の役割分担
・総責任者・・・ツーリングの一切について神経をくばり、全員が安全に気持ちよく効率的に動けることを第一とした判断をし続けることが役割。
・進行・・・コース、日程の全てを知悉し、総責任者と相談しながら進行をつとめる。総責任者に意見がいえるタマでないとダメ。
・進行補佐・・・いわゆる、パシリ。運動量が豊富であることが大切。
・記録・・・カメラ、ビデオの操作に長じ、くわえてメモ魔であることが大切。
・救護・・・応急処置ができる者。
・食事・・・食事計画をたて、準備し、当日の分配をする。補佐がいると助かるが、進行補佐や救護の者と連動すると効率的。

(10)その他
・保険・・・必要に応じて加入する。具体的には保険屋さんと相談するのが一番。
・救護箱の中身・・・消毒薬、ガーゼ、サージカルテープ、絆創膏など裂傷対策のもの、鎮痛剤、冷湿布、三角巾、包帯は必須。あとは実情にあわせて。
・通信機器・・・携帯が使用できれば良いが電波状況が悪い場所がある際など、トランシーバーが有効。
・コースのみどころ、がんばりどころ、感動ポイントなどを把握し、こどもに知らせることでツーリングが一層楽しくなる。
・ツーリングのねらいを明確にすると、こどもの意識も変わる。ねらいを「チームワークの向上」とするか「個人のがんばり」にするかで指導者の関わり方も大きく変わるし、こどもが得るものも全然違ってくる筈。ツーリングを目的とだけにせず、手段として活用できるくらいの大局的視点がほしい。

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