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2005年1月12日 (水)

ままならぬ炭焼き

 私はまったくの素人ではあるが、炭焼きをする。私の職場には炭窯があり、今までにおよそ15回程度焼いてみた。
 しかし、難しいのである。我ながらうまく焼けたなあ、と思ったことは、1,2回くらいしかない。全部灰にしてしまったこと1回、まったく炭化しなかったこと1回、やたら時間がかかって効率が悪かったこと数回、出来上がりの収量がめっきり減っていたこと数回。・・・こうやって書いているだけで、いやになる。
 実は数日前からこの寒いなか炭焼きを行っている。山村留学のこどもたちといっしょにだ。
 氷点下の夜、薪をくべに炭焼き小屋に行き、煙の温度を測ってくる。施設に戻るころには凍えるほどだ。しかし炎がゆれる炭焼き小屋の魅力は大きい。作業時間は正味5分程度だろうが、15分くらいは寒い中炭焼き小屋の炎を囲んでなんとはなしに喋っている。
 この時間が、なんとも贅沢だ。炭焼きのプロセスで一番好きな時間だ。
 ここの炭窯では、煙の温度は、2,3日で100度を越す。これが更に上昇し、安定してくると、薪をくべることをやめ、焚口をうんとせばめて1~2日。煙が蒼く、からからのものになったらその焚口も完全にふさぎ、しばらくして煙突もとじる。1日ほど窯を冷やしてから開けてみると、炭ができている(筈)。
 スローライフといえば、スローライフな作業だ。事務仕事の傍らで行うと、なんとも調子が狂う。
 しかし、こどもとの暮らしの中で行うと、このゆるやかさがなんとも心地よかったりする。ままならなさも、愛おしい。
 きっと、ヒトのリズムにシンクロするものがあるのだろう。

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